昨日2011ロンドンマラソン が無事に終了致しました。
結果のご報告です。
女子エリートの部
1 Keitany, Mary (KEN) 2:19’19”
2 Shobukhova, Liliya (RUS) 2:20’15”
3 Kiplagat, Edna (KEN) 2:20’46”
4 Bekele, Bezunesh (ETH) 2:23’42”
5 Baysa, Atsede (ETH) 2:23’50”
6 Akaba, Yukiko (JPN) 2:24’09”
7 Mikitenko, Irina (GER) 2:24’24”
8 Augusto, Jessica (POR) 2:24’33”
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12 Nojiri, Azusa (JPN) 2:25’29”
13 Fujinaga, Yoshiko (JPN) 2:25’40”
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15 Matsuoka, Noriko (JPN) 2:26’54”
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20 Ogi, Madoka (JPN) 2:29’52”
21 Nasukawa, Mizuho (JPN) 2:30’00”
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24 Shigetomo, Risa (JPN) 2:31’28”
31 Nakamura, Yurika (JPN)
2:41’22”
上記の結果でした。
赤羽有紀子(ホクレン) 2時間24分09秒で自己ベストを46秒更新し、2年連続の6位入賞を果たしました(^_^)v
ご声援頂きました皆様、本当にありがとうございました(^_^)v
第二集団のペーサーの走りが安定せず苦しみました。
最初の5kmは16分39秒、10kmの通過が33分21秒とまずまずの流れではありましたが、8km過ぎにはペーサーがペースを作れず離脱。
20kmまでは落ち着いてペーサーに付くという予定がいきなり崩れました。
この後はアビトワ選手(ロシア)や野尻選手(第一生命)が代わる代わる第二集団の先頭を引っ張ったようですが、なかなかペースを上げることができず、ハーフの通過が1時間11分27秒と、想定していた設定から30秒以上ロスしてしまいました。
中盤以降、有紀子は日本人選手の集団から抜け出し、上位グループを追いかけましたが、40km以降は伸び悩み、ラストの2.195kmは7分54秒と大きくペースを落としてしまいました。
4位、5位の選手達が24分を切っていただけに、そこに加われなかったのは、悔しい部分であり、今後の課題と言えます。
レース序盤。
フィニッシュ後のインタビュー。
笑顔が出たということは、納得の部分もあったということですね(^_^)v
優勝したハーフマラソンの世界記録保持者であるケイタニー選手(ケニア)の記録は、世界歴代4位の好記録です。
ハーフの女王が、マラソン2戦目にして2時間20分の壁をいとも簡単にクリアしてしまいました。
ハーフの通過が1時間10分37秒で、中盤から急激にビルドアップし、後半のハーフを1時間8分42秒でカバーするという脅威的な走りでした。
男女混合レースなどで、彼女を最後まで男子のペーサーがペースを作ったとしたら、いったいどんな記録が生まれるのか、見当もつきません。
彼女はまだまだ記録を更新しそうです。
2位のショブホワ選手(ロシア)も素晴らしい記録。
2度目の2時間20分台です。
彼女はマラソン転向後、一度も失敗レースがありません。
強く美しいママさんランナーです。
3位のキプラガト選手(ケニア)も2時間20分台の素晴らしい記録。
自己ベストを大幅に更新してきました。
彼女は8月の世界陸上にも出場してくる可能性があります。
日本勢にとって脅威となりそうです。
大阪国際女子マラソン後から、昨日までを少し振り返りたいと思います。
このロンドンマラソンのスタートラインに立つまでは、本当にアクシデント続きでした。
そもそも準備期間が3ヶ月に満たない今回のマラソン準備期間だったにも関わらず、2月初旬には転倒して両膝を打撲。
痛みが引いた後も、違和感が完全に消えるまでには、2週間以上も時間がかかりました。
2月上旬から参加した日本陸連の合宿中、クライストチャーチで大地震に遭い急遽帰国。
そして東日本大震災では自宅が大きな被害を受けました。
それでもなんとか気持ちを奮い立たせ、リズムを崩さずロンドンマラソンに向けて調整をしていましたが、調整終盤のレース10日前、左足甲に痛みが出てしまいました。
痛みの為に2日間まったく走れず、何もできませんでした。
レントゲンなどの対応に追われ、最終調整は『Jogのみ』と刺激を入れないことを決断しました。
レース前日までの10日間は、Jogのみでつなぎ、出場するかどうかを足の回復を見極めながらギリギリまで悩んでいました。
ロンドンマラソン前に調整合宿を行っていた奄美大島を移動する前に話し合いを行いました。
①第一に有紀子本人が最低でも自己ベストを更新できるという自信があること
②更には足の回復状態を確認して上廣トレーナーのOKが出ること
この2つがクリアできたら、私が総合的に判断して出場を決断するというものでした。
日に日に足の状態は回復し、有紀子の気持ちはレースに向けて高まりました。
ロンドン入りした後も状態が上がってきているのを確認し、やっと出場を決めたという流れでした。
この二ヶ月間でこれだけのことがあった中、本当に良く頑張ってくれたと私は思います。
誰がなんと言おうと、自己記録を更新できたことは立派だと思います。
世界トップレベルのエリート選手が集まる中、2年連続で入賞したことは、世界大会の入賞にも大きく近づいたという手応えがあります。
4月21日にテグ世界陸上の女子マラソン代表が発表されます。
大阪国際女子マラソン以降、今回のロンドンマラソンも含め、8月にピークを作る為に全力で取り組みを進めております。
吉報を待ちたいと思います(^_^)v
2年連続のロンドンマラソン出場に向けてご尽力頂きました湘南トラッククラブ・インターナショナル の上野代表 をはじめスタッフの皆様、本当にありがとうございました(^_^)v
何度も何度もスケジュール変更をしてしまい、藤田マネージャーには大変お手数をおかけしてしまいました。臨機応変な対応をありがとうございました(^_^)v
今回も素敵なスペシャルボトルを作成してくださった広報宣伝課のスタッフ皆様。
お陰様で8回の給水は完璧だったようです。
ありがとうございましたo(^-^)o
日本から、そして現地ロンドンからも声援を送ってくださった皆様、ありがとうございました(^_^)v
私達は前に進み続けます。
日本に帰ってから少しだけお休みを頂きますが、休養後は8月の決戦に向けての取り組みをスタートさせます。
All Photo by ueken