【翻訳者の仕事】校正
こんばんは。
丸山@実務翻訳者養成所です。
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「翻訳」の仕事というと、外国語を日本語にしたり、日本語を外国語にしたり、という仕事ばかりと思っていませんか。
実は翻訳者としての仕事にはもっと幅があります。
すでに翻訳された文章をチェックする仕事です。
それは「校正」という仕事です。
校正の仕事にもいろいろなレベルがあります。
1.単に文字の誤り、文法の誤りを正す仕事
2.専門的な用語や表現の用法や用語統一などを含め、推敲作業まで行うもの
本来、2は「翻訳者の仕事」です(下訳と上訳の違いはあるにせよ)。
しかし最近は、翻訳会社によっては1と2を両方やらされるところがあります。
2の仕事は、原稿(下訳)がひどい場合、大改造をする大変な翻訳作業になってしまう場合があり、一苦労します。
しかも「校正」の仕事はあまりお金がもらえないことが多いです。
これは翻訳会社の「企業風土」によるところも大きく、いつも酷い原稿を送って来る翻訳会社もあります。
要するに、専門家の知識を「安く」買い叩いているとしか思えない業者です。
翻訳の仕事で「校正」の仕事を請ける場合は、その辺もよく確認してみないといけませんね。
「お宅の場合、酷い下訳を送ってきますか?」なんて聞くわけにはいかないので、一度大変な思いをする必要はありますが。
もちろん、そういう場面にあったら翻訳会社にきちんと早い段階で相談することが必要ですね。
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