異議あり!セ・リーグ『開幕強行』! | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

去る3/11に発生した『東北・関東大震災(東北地方太平洋沖地震)』の影響により、3/25に開幕を予定していたプロ野球ですが、パシフィックリーグは先日、開幕を4/12に延期することを決定しました一方で、セントラルリーグは当初の予定通り、3/25に開幕することを決定しました。

このセ・リーグの決定に対して、「金儲けのためなら震災まで使う!」と開幕を強行しようとする球団側の姿勢に猛烈な批判が湧き上がっています。

まず、元ヤクルト選手兼監督の古田敦也さんが、ご自身のブログで今回の『開幕強行』を批判しています。

(全文はhttp://www.aspara.co.jp/atsuya-furuta/2011/03/post_135.html をご覧ください。)

「(前略)確かにプロ野球には人々に元気や勇気を与えることができるでしょう。ただ、今はそんな段階にない。事態がある程度落ち着いてみんなで復興を目指す段階になってからでいいと思う。


加えて関東は今計画停電を行っています。電力が足りないために止む無く停電になっています。渋谷でも六本木でもいつもの明るさはありません。節電のために早く閉めている店が多いからです。鉄道も一部とまって多くの方の足に影響があります。不便があってもみんなで協力しようとなっています。
そんな中 東京ドーム、神宮球場でたくさん照明を使うナイトゲームで開幕です。

本気ですか?(後略)」

また、スポーツライターの乙武 洋匡さん(あの「五体不満足」の著者でもあります。)もご自身のツイッターでこう批判しています。(http://twitter.com/h_ototake

プロ野球、セ・リーグは予定通り開幕。経営サイドの言う「被災者を勇気づけるため」なんて建前。「被災者や選手の気持ちより、球団の利益を優先した」と本音を言ったら叩かれるからだろうけど、「被災者のため」を盾にするのは、どうにも納得がいかない。

因みに古田さんがお話ししている通り、東京ドームでナイター1回行われる毎に消費される電力量は約6万kwhであり、これは一般家庭6200世帯分の電力(スポニチより)に当たるそうです。

ましてや、今回の大震災に伴う福島原発の事故の影響によって「計画停電」が行われている最中にプロ野球を開幕しようとするのは「被害がまだハッキリしておらず、また被災者の気持ちも落ち着いていない段階」での『開幕強行』は、「被災者の支援」に名を借りた『金儲け』としか言いようがありません。

それに今回の『開幕強行』に関しては、巨人のオーナーである渡辺恒雄容疑者の影がちらついて見えるのです。

こんな中で、果たして開幕してもいいんですか!?