【戦争】ホロコースト | ONZA★HEAVEN

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The Holocaust in color Nazi rising terror and concentration camps


ホロコースト(holocaust)は、元来はユダヤ教の宗教用語である全燔祭(ユダヤ教の祭事で獣を丸焼きにして神前に供える犠牲)を意味し、のち転じて、全焼死や大虐殺を意味するようになった。

日本では、永井隆が長崎への原爆投下を「神の大きな御摂理」とし、また、原爆死没者を「汚れなき小羊の燔祭(en:Holocaust (sacrifice))」と解釈していたことが論評されている。

戦後の国際社会では、第二次世界大戦中のドイツがユダヤ人などに対して組織的かつ意図的に行った大量殺戮(さつりく)を指す。

古くは、紀元後70年、エルサレム神殿に立て篭もった何千人ものユダヤ人をローマ軍とアグリッパ2世がホロコーストした事件があり、その神殿の外壁が現在嘆きの壁として残っている。

広義には、組織的な大量虐殺一般を指す。


ユダヤ人など…にはロマ族も含まれている。あまり多く報道されていないが、ナチスはユダヤ人とともに、ロマ族も民族浄化しようと企んでいた。



ドイツ国内でナチスによるユダヤ人連行が盛んだった同じ頃、ドイツのフランクフルトに、店を構えるロスチャイルド家があったが、ナチスは一般ユダヤ人と区別して、ロスチャイルド家を収容所には連行しなかった。

当時健在だった作曲家リヒャルト・シュトラウスの息子の嫁はユダヤ人だったが、嫁本人もその子供(リヒャルトの孫)も強制収容所に送られることはなかった。伝説的大作曲家であるリヒャルト・シュトラウスの名声をナチスがはばかったためとも、リヒャルトがナチス政府に協力した代償ともいわれている。

イスラエル建国を目指すシオニストたちは産業の基幹要員として、東欧在住のユダヤ人(アシュケナジム)の大半を占めるブルーカラー労働者を多く招き入れることを前提に国づくりを始めていた。しかし、ホロコーストによって受け入れるべきユダヤ人がいなくなってしまったことによりもくろみが外れ、のちに中東系、東洋系ユダヤ人(セファルディム、ミズラヒム)の移民を多く受け入れることとなった。皮肉にもホロコーストは、ヒトラー政権が夢想だにしなかったユダヤ人国家の運命すら大きく動かしたと言えよう。