数字の翻訳:できる翻訳会社とできない翻訳会社 | 翻訳で食べていく方法★プロの翻訳者養成所

数字の翻訳:できる翻訳会社とできない翻訳会社

おはようございます。


丸山@実務翻訳者養成所です。


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宝石白


日本語と英語しか使わない人にはあまり知られていないこと。


それは、数字のコンマ (,)とピリオド(.)の使い方の違い。


日本やアメリカでは、千の位の桁を区切るのにコンマ を使い、小数点はピリオドですよね。


1,234,567.89  のように。



これ、世界共通と思っていたら、とんでもない間違いをしてしまいます。


フランスやスペインなど欧州の英語以外の国では、この使い方が反対なのです!


1.234.567,89


となります。同じ数字をあらわしています。


フランス語では、


1 234 567,89


などと、スペースであらわすケースもあるようです。



1,000% と 1.000%


これ、

日本では「千パーセント」と「一点ゼロパーセント」

ですが、

欧州では「一コンマ(点)ゼロパーセント」と「千パーセント」

とまったく逆。


(※日本でも「零コンマ一秒」なんて、コンマで言ったりしますよね。)

しかもマーケット関係の文書では、少数第3位を書くことが頻繁にあるので、これはとても大切な区別となります。



翻訳会社さんは、たまに翻訳者への支払いを節約するために数字を翻訳対象とされないところがあります。


これ、翻訳会社さんがよく語学・文化をしっているところならよいのですが、意外と知らずに数字を翻訳しないで出すところが多いと思います。


これが直っていない状態で校正に回ってくることが多いので、びっくりします。



このへんを見れば、翻訳会社の素性が簡単にばれてしまいます。特に欧州のクライアントにはすぐにばれてしまいますね。間違いがあまりにも多いのです。


発注する側も大変です。


翻訳会社は数多ありますが、こういう落とし穴だらけなのですから。


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