お元気ですか?皆様、大震災の後で不安の中ではあるかと思います。こういう時こそ、補い合う心が必要ですね。
 さて、今月は「アレルギー」「アトピー」をテーマに健康情報をお届けしました。なかなか相手にはわかりにくい痛みですが、今回はその痛みを少しでも共有できるように勉強しましょう。


 私たちの体には、健康を保つために免疫機能が備わっています。ウィルスや細菌などの外敵(抗原)が体内に侵入すると、免疫機能によってそれらを排除するための抗体が作られ、体を守ってくれるのです。
 こうした抗原と抗体の関係を「抗原抗体反応」といいますが、まれにこの反応が過剰に起こってしまうことがあります。これが「アレルギー」です。
 たとえば花粉症は、花粉という抗原に対して抗体が過剰に攻撃を加え、それによってくしゃみや鼻水などの症状が引き起こされます。また食物アレルギーは、特定の食物を外敵と体が勘違いして抗

体をつくり出してしまい、次にその食べ物を食べるとじんましんなどの症状が発生します。

 一口にアレルギーといっても、花粉症や食物アレルギー、薬物アレルギー、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、かぶれ、じんましんなどさまざまな症状があり、その原因となるアレルゲンや抗原抗体反応の度合いは、人によって異なります。
 そのため同じように生活していても、アレルギーを起こす人とそうでない人がいるのですね。なーるほど!

 
参考:「医者いらず」の健康茶辞典|藤田紘一郎 監修