桜花賞、こんな話し?あんな話し?(1) | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

後ほど桜花賞の有力馬情報をお話しする予定ですが、その前に、今回の桜花賞に関して私のところに入ってきたちょっと奇妙な情報をあれこれと。



※その1


「未曾有」

何年か前に某政治家が読み違えたことで一気に「読めなければ恥ずかしい」という言葉の筆頭となった「みぞう」という言葉が、連日連夜語られている。

「未だ曾て有らず(いまだかつてあらず)」

以前話題に上った際にインターネットで調べたところ出てきた同言葉に関する意味。本来は仏教の言葉で「良い意味」で使われるものであったが、いつの日か「悪い意味」でも使われるようになった言葉。

東北・関東を襲った日本有史以来最大の地震、そして世界一と呼ばれる堤防をまるで子供が作り出した砂場の土手の如く一気に丸呑みした大津波。

世界の誰もが望んでいない、直接的な被害の大きさも然ることながら、間接的な被害も「未曾有」の震災が起きてしまった。

その震災に対し、日本国内から自然と沸きあがった【支援】の動きは、国内のみならず各国から続々と表明が行なわれた。

「日本は世界中の困っている人を援助してきた最も寛大で強力な援助国の一つだ。今回は国連が全力で日本を援助する」(国連コメント)

「Operation Tomodachi」(アメリカ合衆国の救済活動名)

これほどまでに日本の事を誇りに思ったのは生まれてはじめてかも知れない。いや間違いなく生まれてはじめてだ。

「支援」「復興」

この2文字は報道を見ていれば一日一回は目に入ってくる言葉であろう。

甚大な被害を受けた原子力発電所のある福島県。
最も津波被害の大きかった宮城県。

震災から約1ヶ月経つ今も、「支援」の声は止まることなく、「復興」を誰もが望んでいる。

しかし、今回のM9を越える地震と津波の被害は、上述の2県のみならず岩手、茨城、千葉などへも甚大な被害を与えているものの、当初と比べ報道が少なくなっている事は否めない。

今回の震災で、今まで当たり前だった事が出来なくなってしまった非日常を過ごす方は2県の方達だけではない。原発の事象により農家への風評被害をはじめ、混乱から引き起こされた二次的被害は、まだまだ表面化していない部分も多いだろう。
日本有史以来の「国難」であり、誰もがはじめて経験すると言えるほどの「未曾有」の災害。混乱が生じてしかるべきであり、誰もが正しい情報を正確に掴むことは難しいことなのだろう。

『把握していたとしても、優先順位の兼ね合いでスペースをとる事が難しい』
偽らざる本音であろう。


※その2へ続きます。