和歌山市出身のバイオリニスト、寺下真理子さん=ベルギー在住=ら若手演奏家5人によるコンサート「心に響く至高の音楽」が26日、和歌山市小野町3の小野町デパートであった。窓から夕日が差し込む昭和初期の建物で、約60人がのびやかな響きに酔いしれた。
 寺下さんが「クラシック音楽に親しんでほしい」と、東京芸大時代の仲間に声を掛けて09年から開催している。
 この日は寺下さんのほか、依田真宣さん(バイオリン)▽朝吹園子さん(ビオラ)▽市寛也さん(チェロ)▽辻本玲さん(同)--の計5人が出演。モーツァルト「弦楽四重奏曲第17番『狩り』」や、シューベルト「弦楽五重奏曲ハ長調」など8曲を演奏した。【藤顕一郎】

12月27日朝刊

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