私は阪神淡路のときの震災も、隅っこの方で経験してるのですが、今回、江東区のマンションの8Fの部屋で体験した揺れはその数倍怖かったです。特に、余震はあまりにしつこいので乗り物酔いみたい。未だにぶら下げている軽いものとか、バスタブに張った水は揺れていますががん

江東区の大半は、家具などは倒れまくっていても、幸い電気や水道は大丈夫だったようですが、地震直後から徐々に、被災地を結ぶ電話回線や携帯は混雑度がひどく繋がらなくなりましたね。

メールやツイッターはずっと大丈夫でした。特に、ツイッターのようなSNSは、各地の多くの人の状況がリアルタイムで伝わるので心強かったです。公的な避難場所の情報も、徒歩帰宅者のための休憩所を提供する人たちの情報も、交通機関の停止・再開の情報も続々リツイートされました。

サーバの負荷を心配しましたが、クジラも出て来ませんでした。世界中でも大ニュースだったというけど。

一番倒れられては困ると思ったスチール棚を2つ(壁代わりのガラスの引き戸を挟んで背中合わせ)、両手で掴んで立ってるのが、一番揺れが激しかったときに私がとった行動でした。

揺れが少しおさまった時に、床に逆さに落ちてたFAX電話機を棚に戻して実家に電話。

家具めちゃくちゃw


(NTT休止扱いでぷららIPフォン使用のためか、通話混雑には巻き込まれませんでした。実はひかり電話などより、通話にはこの方法とスカイプが一番安上がりなんですよ。ちょっとデメリットもあるけど。)

揺れが始まったのは、この11日金曜夕方に、成田着のはずの友人のために寝床を整えるべく、掃除機かけていた時。パソコンデスクの下にもぐっていたので最初は自分が揺れてるのかと。
家具めちゃくちゃw


あ、この写真は後でやっとデジカメを発見したときの。

シンガポールから来日した友は、成田封鎖のため、名古屋空港に連れて行かれました。6時半頃やっと、誰かにパソコン借りて、こっちが残しておいたメールに返信くれました。携帯を入手したら電話するとメッセ来た以来音信不通。ひとりで関西へ旅立つ模様。[追記: 12日午前、韓国ソウルのホテルから電話とメールが。日本の空港近辺ホテルは全部満室だったので。どこに向けて飛ぶかは航空会社からこれから知らされる、と。]

あちこち安物家具を積み上げてるだけなので、存分に崩れてくれました。
chihointokyoの毒皿ブログ-地震 家具めちゃくちゃw

余震が来ると思うと、もう一度もとの位置に戻す気力も無く、とにかく、入り口まで歩く道をつくるためにかき分け...

バスルームへの狭い通路も、スチール本棚がここしか置けなかったため、かき分け... それが意外と大変。地震対策として前面に取り付けられてるレールが邪魔になって、後ろの壁代わりの引き戸と重い棚の間に、本の大半が落ちてしまいました。何を動かすのも狭くて大変。
トイレへの道のり


トイレを使いたくなったとき、意を決して最低限動かしました。
バスルームから見た本棚と本本本


脱出も一苦労。

きょうほどアマゾンのキンドルが欲しかったことはありませんっw

もう、紙の本なんて嫌だ!(しかもこれ氷山の一角。)

粉々のパイレックスのメジャーカップ
食器は意外と無事なのが多かったですが、唯一粉々になったのはパイレックスのメジャーカップ。毎朝エスプレッソ作る時使ってたやつ。

地震 折れた秒針だけがせっせと動く
壁に軽くひっかけてた時計。12年前にリヨンのスーパーで安売りしてたの。床の上で、折れた秒針だけがけなげに回ってた。よく見ると、長針と短針は文字盤に押し付けられて動けなくなってて。すぐ戻してやりましたが。
床に落ちて電池が飛び出た時計
バスルーム用に格下げになった時計、床で大揺れの時刻で止まってました。電池が飛び出て転がってました。
地震用突っ張り棒なんて役立たず
なんとか、ほぼ空の本棚を元の位置に戻しましたが、前から誰でも知ってるはず。こういう突っ張り棒なんて、ほとんどの安普請賃貸住宅の天井には役立ちません。止めたとたん、地震がなくてもぐすぐすです。天井の板がペラペラだからです。

余震と強い揺れの警報は止まず、ついに長野や新潟まで警報。長野は既に震度6を観測。

でも、地図で見たら真っ青になりそうな、地盤の緩い深川に住んでいながら、警報や余震や片付け疲れで弱ってるだけで済むとは、どれほどまだ幸運なのかわかります。今のところ。揺れがあそこで止まってなければどうなったか...。

災害がせめてこれ以上広がらないよう願うばかりですが、今報告されている数字は、過去数時間で確認されたものだけ。

私たちもまだ揺れています。

まだツイッターやフェイスブックをやっていない人、防災のためだけでも、ROMる(読むためだけ)のためでも、どれか参加しておいて、時々アクセスしてみてはどうでしょう。

140文字にコンパクトに収まるという点で、日本語ほどツイッターに向いてる言語はありません。(だから顔文字を入れても沢山書けるし、実際、人口あたりのアクティブユーザはダントツ。)