20  黄金(きん)の瞳の赤い獅子 16 | 「アースルーリンドの騎士」

「アースルーリンドの騎士」

オリジナル  で ファンタジー の BL系小説。
そしてオリジナルのイラストブログ。
ストーリーは完全オリジナルのキャラ突っ走り型冒険ファンタジーです。
時折下ネタ、BLネタ入るので、年少の方はお控え願います。

流石アイリス。

心の中で文句は言っても

演技には微塵も覗かせません…。

やっぱり、天性の詐欺師?(笑)

$「アースルーリンドの騎士」


追加更新情報とかつぶやきますので
良ければこちらでチェックしてやって下さい!

$「アースルーリンドの騎士」
王冠2 登場人物紹介
王冠2 イラスト入り登場人物紹介(まだ全部じゃありませんが…)



カン!
言った通りディオネルデスが、飛んで来た剣を手にした剣で、弾く。
すかさず前に居たスフォルツァの腕が伸び、肩を抱き寄せられるように振り向く男達から引き離され、思わずアイリスはスフォルツァを見る。

彼は自分が剣を弾けなかった事が不満なようで、眉間を寄せていた。

が、アイリスを自分のもののように肩を抱くスフォルツァに、フィフィルースもアッサリアも、ディオネルデスですら肩を、竦め俯く。

アイリスがディオネルデスに、少し頭を軽く下げて頷き感謝を示すと、ディオネルデスはその整った爽やかで男らしい顔に微笑を浮かべ、一歩アイリスへと詰め寄った。

スフォルツァが横に振り向くと、ディオネルデスはアイリスの真正面に立ち、姫からの礼を受け取ろうと、礼儀正しく立っていた。

スフォルツァはやはり思い切り、むっとした。
がアイリスはすっ…と歩を踏み出して抱くスフォルツァの手から肩を外し、正面に立つディオネルデスに微笑みかけて口を、開く。

がディオネルデスが先に言った。
「褒美を貰えるのならどうか、口づけで」

スフォルツァが咄嗟にディオネルデスを睨んだが、アイリスはにっこり笑って、すっとディオネルデスに顔を寄せ、その頬に軽く口付けた。







つづく。
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