原油の豆知識
本日は原油の豆知識を紹介したいと思います。
通称の原油(げんゆ)は油田から採掘したままの状態で、精製されていない石油をいう。原油は古代から日常
生活に利用されてきた。紀元前3000年ごろのエジプトのミイラには防腐剤としてアスファルトが用いられていた。
このほか、薬剤、建築物の詰め物、一時的な灯火としても利用された。いずれも地表に染み出してきた原油、ア
スファルトを採取して利用していた。
中世においてもっとも大規模に原油を利用していたのはアゼルバイジャンのバクーである。地表だけでなく、
35mの深さまで掘り下げられた油井から原油を採取していた。原油が資源として大量利用されるようになったき
っかけは19世紀半ばに鯨油に代わって灯油がランプ油として利用されるようになってからである。需要が伸びる
につれ採掘の必要性が高まり、米国のドレーク(en:Edwin Drake)は、ペンシルベニア州に初の油井を建造。
1859年8月に原油の採取に成功した。2003年時点での確認埋蔵量は全世界で1900億kl。地域分布は偏ってお
り、アジア州、特に中東地域が56.5%を占める。ついで北アメリカ州の17.9%、ヨーロッパ州と南アメリカ州の
8.0%である。
Robin