あの人も愛用してるパワーバランス...ですが、なんの効果もない偽物なので全額返金との謝罪広告が!

ということでオーストラリア国内では謝罪広告及び全額返金が始まっていたり(ソース)しています。

弊社の広告におきまして、パワーバランスのリストバンドが身体能力やバランス感覚、適応性を向上させるとの文言が踊っておりましたが、それを証明する科学的な根拠は一切なく、オーストラリアの1974年取引慣行法(TPA)のs52条に違反する不正行為に携わっていたことを全面的に認めます。広告に惑わされて残念に思っている消費者の皆さまには深くお詫びし、商品の全額返金にも応じられることをお知らせいたします。



ま、莫大な売上を誇り、多くのアスリートも使用しており、その効果はプラシボであったとしてもある、とも言えるのですが、とりあえず、科学的根拠はない、という事を認めた、ということです。

ちなみに「あの人と同じバンドを付けている」というモチベーションでもって実力以上の力を発揮出来るっていう効果って言うのがある、とも言えるのです。これがプラシボ。

こういう方向からの報道もありますからね。
先日、オーストラリアの自由競争消費者委員会の追及により、パワーバランス社が同社のシリコンブレスレット、『パワーバランス』の効能に科学的裏付けがないことを認めた(http://bit.ly/gqw4cD)。コービー・ブライアント、デービッド・ベッカムら多くのアスリート、著名人に使用され爆発的ヒットとなっていただけに、本国アメリカでもその効能、そしてあたかも実際にパフォーマンスを向上させるかのように宣伝してきたパワーバランス社の姿勢に関する議論が巻き起こっている。

ウィスコンシン大学でスポーツ科学を担当するある教授は、パワーバランスのホームページで公開しているバランステストと同じ実験を、42人の学生の協力を得て行なった。パワーバランスと大型スーパーマーケットのウォルマートで購入した何の変哲もないシリコンリストバンドの2種類を比較したものの、その結果に違いは見られなかったという。この教授は「パワーバランスは詐欺と言ってもいい。パワーバランスとパフォーマンスの関連性はゼロ」と切り捨てた。

セント・ビンセント・スポーツパフォーマンスという施設でトレーニングプログラム作成にあたるラルフ・リーフ氏によると、同施設でトレーニングを積むアスリートの3分の1は、パワーバランスまたはその類似品を身に付けているという。しかし彼に言わせるとその効果は「100%心理的なもの」。「お守りのようなもので、信じること自体に意味がある」とコメントしており、やはりパワーバランスに対する信頼はないようだ。

しかしアスリート側の反応はこれとは異なる。科学的根拠はなくとも、その効能を実感しているというのだ。

NBAボストン・セルティクスのシャキール・オニールは、「パワーバランスは本物。身に付けることでコート上でのパフォーマンスが上がる」と断言。同じくパワーバランスを愛用するフェニックス・サンズのジャレッド・ダッドリーも、ツイッター上で「サンズのトレーナー陣もパワーバランスを信頼している」とコメントしている。

2007年に販売が開始されたパワーバランス。昨年はNBAファイナル、MLBワールドシリーズ、NFLスーパーボウル等でも複数選手が着用するなど、その知名度は一気に頂点に上り詰めた感があった。販売数も急増し、昨年の売り上げは3,500万ドル(約29億1,500万円)にまで達すると見られている。

パワーバランス社も、スポーツ界の権威達も、科学的裏付けがないことを認めた。しかし実際に使用するアスリート達からの圧倒的な支持は今のところ揺らいでいないように見受けられる。アマチュアのアスリートにしてみれば、科学的証明よりも憧れのスーパースターを信じたいというのが心理だろう。更なる拡大を狙っていた矢先の出来事により、パワーバランスの今年の売り上げが昨年より下がることはほぼ間違いないが、意外にそこまでの落ち込みはないのかも知れない。


日本でも今後正規販売店含め、いろんな騒動が起きることが懸念されますね。
自分はUSAVICHさんからもらった正規品と450円で買ったパチもん臭いのを持ってます(^^;
被害額450円(--;


扱っているダーツショップ※もたくさんあるようですので、今後どう対応していくかも含めて、見守っていきたいですね。

※HIVE、エスダーツ、シーホース、ナチュラル9等々。