私の見た「日本郵便」の現実(1.『休み過ぎ』の正社員と『働き過ぎ』の非正規職員) | busakoのブログ

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※お断り。これからお話ししますことは、私、柏のさかなくんの個人的な見方として、先日大規模なリストラ計画を発表しました日本郵便の現場の内情についてお話しします。あくまでも「個人的見解」ですので、ご承知の上でお読みください。



 私の勤めています職場はお正月の繁忙期と、大学受験のための速達郵便物の大量配達がひと段落し、今は3月・4月の「卒業・入学・就職」といった『民族大移動』のシーズンまでの狭間です。


私の職場の職員(正社員)はいつもこの時期にかなり長期間の「冬休み」を取るのです。それも、1週間取るのはざらで、中には「断続的」に2週間~3週間の長期休暇を取る職員もいます。

そのためでしょうか、今月から来月(2月~3月半ば)にかけての「シフト表」は職員に限ってみれば、『有給』や『冬休み』といった項目が連続して入っているのです。(もちろん、全員一斉に取るわけではなく、1人ずつです。)


実はこの休暇は、「有給休暇」をあらかじめ何日か必ず『消化』しなければならない会社の方針で、年度始めに予定で立てているのです。(昨年度から『非正規職員』にも認められましたが・・・・。)しかし、たいていの人はある程度期間を開けて、何回かに分けて『消化』するのです。


ところが、私のグループの職員は、事もあろうに、この時期(2月~3月)に纏めて有給休暇を『消化』するように予定を立てるのです。

更に正社員に対しては、労働組合と会社との取り決めで、有給休暇とは別に何日か『冬休み』を取ることにしているのです。

そのために非正規職員はこの時期、『ほとんど休暇なし』の状況に追い込まれるのです。(但し、日曜・祝日はk本的に休みですが・・・・。)


そのために正社員と非正規職員との間には出勤日数にかなり開きがあるのです。つまり、正社員はこの時期は酷い場合には『月に1週間出勤しているか、いないか?』と言った具合なのです。


更に、ここの所の「賃上げなし」のご時世を逆恨みしているらしく、非正規職員に、故意と「残業をさせない」ようにさせて、正社員だけは「しっかり残業」しているように見せかける行為も日常茶飯事です。

それらで稼いだ「残業代」は、結局自分たちの遊興費に充てている可能性が大きいものです。

当然、正社員は「働かないで高賃金」、非正規職員は「正社員と同じ条件で働いているのに低賃金」です。

(賃金のことについてはまた後日お話します。)


今、日本郵便は今年度末で約1000億円の最終赤字になることが予想されます。(もっとも、コレには旧「JPエクスプレス」の清算に伴う最終処理も含まれます。)しかも、ここ数年は毎年100億円近い赤字決算が続いています。只でさえ、こんな赤字体質なのに長期の休暇をとる事自体が「普通の民間企業」では有り得ない事です。しかも、こんなことは旧郵政省時代から延々と続いている「慣例」なのです。


皆さんはこのような会社がこれからも存続できると思いますか?

郵便という『公共サービス』を守ることとは別の次元で・・・。