原発の事に関わることに拒否反応がある人もいるかもしれないので、何故この情報を盛んに流しているのか話しておきたいと思います。


決して、原発賛成派と反対派に分裂して論争したいわけではありませんし、国家権力に対して戦いを挑みましょうと煽動したいわけでもありません。


世界でも稀に見る美しい国土を持つ日本の豊かな自然が金儲けの為に破壊されていく事を悲しく思っているのは事実ですし、平和的で昔ながらの生活を愛している島人達の気持ちを踏みにじり蹴散らしていくやり方に義憤しているのも事実です。


でも、今日はちょっと視点を広げて、そもそも地下資源に依存しなければ私達は暮していけないのかという事をみんなと一緒に考えたいと思います。


地球は大きく分けて、植物、動物、鉱物の3種類で構成されています。この内、鉱物は主に地下資源となっています。


石油、石炭、鉄鉱石、ウラン鉱石などは鉱物になりますが、これらが掘り起こされて動物である人間の欲得の為に使われ始めてからの歴史はどうだったでしょうか。


人力を超越した移動力と破壊力を手に入れたヨーロッパの人々はあっという間に平和な他国を武力で支配し、世界中を恐怖のドン底に引きづり込んでしまいました。


日本も150年前に黒船が来襲するまでは、世界でも稀に見る美しい都”江戸”を作り上げ、自然と共生した豊かな暮らしを送っていたことはご存知の通りです。当時の日本のエネルギー源は木材つまり植物、或は牛馬・人などの動物でした。


そして、支配される恐怖心が原動力となり、「支配される国ではなく支配する国へ(富国強兵)」と明治維新以降欧米化を進めてきたものの、「出る釘は打たれる」の諺通りものの見事に第2次大戦を仕組まれ、敗戦国としてアメリカの意のままに改造されてしまった日本。


占領下において、無理やり禁制品とされてしまった植物が大麻です。何故無理やりかと言うと、アメリカから強行に押し付けられた大麻取締法を巡って、何とか逃れようと四苦八苦した当時の農林水産省や外務省の官僚の苦悩の記録が50年以上経過した今、情報公開されているからです。


日本人の精神性を支えてきた天皇と大麻。ことに大麻は日本全国津々浦々で栽培されていきたいわば国草だったし、軍事物資としても重用してきたので、当時の官僚の苦悩は計り知れません。


欧米では19世紀に石油による世界支配がスタートした際、石油がなければ産業が成り立たない構造にする必要性から、大麻栽培を抑圧してきました。その流れと日本人の精神性を粉砕する目的もあって、大麻を封印されてしまったのです。
(たばこのように吸飲することで薬理効果のある大麻は、日本よりも南方に生息する品種であって、元々ヨーロッパにも日本にも自生していなかったようです。北半球では、アルコール文化がある北方の国とマリファナ文化がある南方に分かれていました。)


そして、石油によって世界中から富を吸い上げ軍産複合体とともに強大な権力を手中に収めた勢力が、次に金儲けと更なる支配力の強化を進める為に仕掛けているプロジェクトが原発です。


大麻が人間を助けてくれる分野は、食・美容・医療・衣料・霊力向上など様々ありますが、世界をカネで支配する構造を進めてきた勢力にとって、最も恐いのが石油にとって代わる分野、つまり燃料・合成樹脂・建材などで活用されてしまう事です。


自然エネルギーの議論のテーブルにおいても、まだ大麻は登場していませんが、大麻から採取される油を加工することで、ガソリン車の燃料もディーゼル車の燃料も灯油ストーブの燃料も精製できることを中山康直さん(日本で最初に大麻栽培免許を取得した方)が確認しています。その事を証明する為に、2002年にヘンプカープロジェクトを行い、大麻油だけで全国を縦断し、船井オープンワールドにも登場したそうですが、今年もアセンションを前にして、ヘンプカープロジェクト第2弾を実行するそうです。


「石油から原子力へ」という地下資源依存型・環境破壊型で、なおかつ一部の資本家だけに富が集中する社会構造を続ける事は、全然嬉しくありません。


それは、自然豊かな辺境地の環境を破壊し、そこに住む人々の生活を奪い続ける前提でしか成り立たない暮らし方であり、また自分自身も強大化した一部の資本家達の家畜のような生活を余儀なくされてしまうからです。


「石油から大麻へ」つまり「地下資源から地上資源へ」と今までとは180度発想を転換して、環境を破壊せずなおかつ不毛地帯に住む貧しい人々に富が循環するような社会構造にシフトする事が出来れば、嬉しいしピースフルでハッピーな暮らしを後世に残していきたいと夢見ています。


勿論、大麻だけでなく、R水素や太陽光、風力、水力、地熱などの活用も合わせていけばいいと思いますが、大規模な設備投資もメンテナンスも必要とせず、貧困層の収入源にもなりうる大麻栽培には希望の光を感じるのです。


上関原発は、原発建設というものが私達の未来に何をもたらすのかを具体的に見せてくれ、またマスコミ・政治家・役所・司法がどっちを向いて仕事をしているのかをわかりやすく見せてくれています。


石油と原子力そして軍事力は、ワンセットで支配者達の権力基盤です。

その事に気づいた人間は彼らが描いたシナリオから抜け出して、自分達が描いたみんながハッピーになれるシナリオにシフトする必要があるのではないでしょうか?


マスコミに流され、「原発がなければ生きていけない。」と仕方なく受け入れている多くの人々に、「もっといい方法考えてみようよ。もっと楽しいやり方がある筈だよ。」と問いかけたいのです。


太陽エネルギーを集めてくれる植物ともっと上手に付き合い、生活に上手に活かしていく事が出来れば、鉱物依存度はもっと落とせる筈です。


いろんな意見があっていいと思います。


地球意識の大転換が間近に迫ってきましたので、自分の思う事はどんどん発言し、やりたい事はどんどん行動に移して仲間と共有していきませんか?


支配勢力がのぞんでいる事は、「自分ひとり動いたところで世の中変わらない」と無関心と現実逃避をしてくれる人々なのですから。