こんにちは。28番うだでございます。
前回は移住までの経緯などを書きました。
今回も堅苦しい文章になるかもですが、ご勘弁くださいまし。。。
長いサラリーマン生活をしてきた私にとって、
店の開業というのはとてもセンセーショナルな出来事でした。
昨年4月に「蒸しパン屋の開業」となりました。
蒸しパンを作るのは嫁さんです。だから、始めるまではどこか他人事というか、
横から「頑張れよ」的な目で見ておりました。
開店当初、借りてきたネコのように、私はレジの前に立っておりました。
とてもありがたいことに、作っても作っても追いつかないので、
とても嫁さん一人でお店ができる状況になりません。
そんなことで、今まで接客もまともにやったこともなく、レジを打ったこともない私が
レジを任されることになったようです。
やるからには本気に出さないと、お客様にも失礼です。
作ることはできないけれど、売る側のプロになってやろう。
話は飛びますが、我が家は外食をよくします。
美味いものが好きとか、家でジッとしているのが嫌いとか、理由はいろいろありますが、
第一の理由は「お店を観察する」ことです。
いくら美味しいものを提供している店でも、接客がダメだと次に行くにはなれません。
逆に、味は普通でも、接客が非常に優れている店は次にも行きたくなります。
「一万円を出したら露骨に嫌な顔をした」
「私語が多い」
「お客さんの顔を見ずに話をする」
「いらっしゃいませ、ありがとうの言葉がない」
・・・などなど、突っ込みたくなるような店にも行きましたが、そこは反面教師。
絶対に自分はこうならないと、勉強になります。
笑顔を絶やさず、相手の顔を見て話し、感謝の言葉を忘れず、お客さんがいるところでは
私語は慎む・・・ごく当たり前のことです。
私は完璧ではありませんが、接客を「楽しむ」ことができれば自ずと結果がついてくると思います。
最近縁があって、ありがたいことにある市役所売店にて販売させていただく機会がありますが、
バタバタで大忙しですが、とても楽しいです。
ちょっと声をかけさせていただくと、喜んでお話してくれるお客さんはたくさんいます。
こういう瞬間・・・少しはプロに近づいたかな?と自惚れます(笑)
売り子冥利につきます。
いつまでも素人の域を彷徨っていたくありません。
日々勉強ですが、プロフェッショナルの自覚だけは持っていようと・・・思うわけです。