久しぶりに平日にお休みをもらい、
鶴岡アートフォーラムに行きました。
http://www.t-artforum.net/

「庄内の美術家たち6~白甕社の誕生」2011年3月6日(日)まで

毎回行きたいと思っていながら果たせず、
6回目の今回が初めてです。

祖父が、地主悌助先生の絵が大好きで、
石や紙のような素材をただひたすら描いていた
その人柄のことをよく話していたので、
今回は必ず見に行きたいなと思っていたのです。

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▲左側の白磁の壺の絵が地主先生の絵。

作品をずっと見ていって、
会場で感じたのは、安心感でした。

この作品は何を描いているのだろうかとか、
なぜ作者はこのように描いたのだろうかとか、
いろいろなことを考えないで見ることが出来る安心感。
何なのか分らないという不安感がありません。

昭和初期頃からの作品が並び、
ただ絵が好きで、身近なものを描いている姿勢やゆとりを感じました。
見ている人に挑戦してくるような高圧的な作品はなく、
私を受け入れてくれているように思いました。

70年も前に描かれた油絵が、
今さっき描かれたかのようなキラキラしたタッチも新鮮でした。
絵が生きている。

地主先生の絵は、石や紙などのナチュラルなカラーの作品以前に
描かれた自画像や、人物像、風景がもあり、
初めて見ました。
この人が、、、と自画像としばし向き合いました。
温和な人柄が伝わってきました。
浜中の風景も非常に良かったです。

また、齋藤求先生の作品も圧巻でした。
裸婦の迫力や、火葬場への道の孤独感も素晴らしかった。
横たわる野うさぎの白いすらっ~と長い足も
とても惹かれました。



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私が高校生の頃、
今井繁三郎先生が先頭になって
白甕社中心に
鶴岡に美術館を建てよう!
という運動をしていました。

それが実現した今、
もっとたくさんの方が
美術館に足を運ぶようになるといいなと思います。

地元の素晴らしい方々の偉業と作品を知る機会をお知らせしたいと思い、
記事にしました。


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▲早春、雪の中のアートフォーラム。