22日土曜の段階で、未だにNHKが夏の電力不足を大々的に取り上げ、視聴者を恐怖に陥れようとしてたので、もう唖然あはは。しかも需要の9割は産業需要なのに、家庭の消費電力に恐怖感を持たせるところから開始かお。報道者としての誇りは捨てて、権力に媚びる内容。永遠に記憶しておきたいところですかお

そのNHKをはじめ、テレビ・新聞などの大手マスコミが、電事連寄りの偏向報道を続ける中、都知事役の役所広司はじめ、やっと豪華スター俳優陣が、パロッた動画に勢揃いして、真実をドラマ化。今さらですが連続でどぞ♪(2004年の映画ですが配給元が見当たらず大手劇場では公開されなかったので世間の目にあまりふれていないという...)

YouTubeは15分で切れてしまうので、まとめて埋め込んでみました。まずは1分42秒の「予告」から(°∀°)b



あとは01から08まで一気に。15分ずつだからすぐです。
















企画・制作 アートマン
脚本・監督 山川 元
協力企業に結構、有名どころも目立つんだけど、YouTubeならTEPCO様を敵に回してもいいんだろうか。(バージョン08でクレジットをご確認くださいませ。)

内容は、現場を知る善意の研究者・技術者、命をはって取材する(かつ記者クラブ系ジャーナリストが見下す)フリー記者、人権・環境活動家らが、ずっと言い続けていたことにかなり近い。見慣れた俳優陣が、こんなふうにちょっとオーバーにやると、一般視聴者にはわかりやすい。(但し、主人公の真意と石原都知事の無知ぶりを混同されませんように~。)

内容に複雑なトリックがあるかもしれない...。とにかく、東電や政府が絶対言わないことが沢山出てきます。そして、それらの本当のデータは遅かれ早かれ、表に出るはず。

一応、科学者である小笠原英雄氏からの批判、"映画「 東京原発」にみられる間違い"というのがありますが、事故が実際におきて、1ヶ月以上たった今でも収束へのメドはたっておらず(現段階での目標が6~9ヶ月以内にという程度)、現場を知らない学者の意見がいかに無意味であるかわかります。いまや素人でもツッコミどころ満載。(今でも高速炉をやってるという国に、その時点で先進諸国とみなされる国はひとつもない。)

現場で20年勤めた平井憲夫氏も、`日本の原発設計素晴らしさは認めています。反原発派らも理論上の素晴らしさを認めている人は多い。

が、象牙の塔の学者らは現場の声の貴重さに気づかず、大手マスコミは現場の声を黙殺したわけです。(実際には原発行政のあり方に関する批判記事は大手誌でも何度か掲載されていますが、その枠が大衆の信じる安全説に影響しない程度に配慮されているのは明らか。) 人間不在の科学と金満主義のメディアの背後にあるのは巨大権力であり、「権力は(必ず)腐敗する」というごく当然のこと。


買うつもりがないときでもアマゾンのレビューは参考になる時が多いですが、発売当初書かれた文を今読むと、自分もこの程度の意識だったなぁと思わせられます。311の前に本かDVDを目にしていたら、よく出来た娯楽ドラマだと思った気がします。配給元が見つからず、これほどの豪華スター陣で小劇場でしか公開されなかったということは、当局が如何に事態の深刻さを解っていたか、の証明ですね。

東京原発 [DVD]