ちばてつやのブログ『ぐずてつ日記』-20100930094412.jpg

最近は世界中で
とても恐ろしかったり、
悲しかったりのつらい
ニュースが多いけれど、
われわれの漫画アニメの
世界にも、ちょっと
気になるニュースが
報道されはじめた。
そう、
東京都議会が、又もや
『青少年育成条例改正案』を
持ち出し、なんとしても
この法案を通そう、と
意気ごんでいるいう噂。

ほんとなの?
これまで何度も
議会にかけられて、
しっかり審議され、
しかも、何人も
いろいろな人達の
意見を聞いた上で
否決された筈なのに
今更、どうして又!?。
思い起こせば
・・すでにマンガや
アニメは、昔から
『悪書追放運動』
(1955年頃)や
『児童ポルノ法案』などで
厳しい規制が科せ
られているから、
出版社や書店さんは、
18禁や成人向けの
書籍などは絶対に子供の
目が触れないよう
厳しく神経をくばって
いるのに・・
何故ここで、さらに大きな
アミをかけて取り締ま
ろうとするのだろう?

こういう動きが始まるとね、
漫画界全体、アニメ界全体の
作家たちが必要以上に意識、
また、萎縮していって
創作意欲がじわじわと
しぼんでしまうんだ。
新人の漫画家や
これから漫画家を目指そう
としている若い才能たちは
特にね。
それが一番怖いんだよ。

わが国の指導者達は
漫画やアニメが
目障りなのかな。
こんなもの、
日本からなくなって
しまった方がいいと
思っているのかな、

なんか、こうも繰り返し
『厳重に取り締まりたい』
という法案がつぎつぎ
提出される現状をみると、
つくづく虚しくなって、
ボクのような年寄りも
いいかげんに
グレそうになるよ。