英語化することが国際化ではない2
こんばんは。
丸山@実務翻訳者養成所です。
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昨日「英語化することが国際化ではない 」という話をしました。
要するに、日本語をもっと外国人に使ってもらおう!ということなんです。
そして、どうしたら外国人がもっと日本語に親しめるか、ということがポイントです。
現状、日本語はまだまだ「日本オタク」のための言葉と言えるでしょう。
そのひとつの理由は、昨日も少し書きましたが、外国人には共有しづらい文化にあります。
要するに、「内輪ウケの文化」だからです。
お笑いも、結構、「内輪ウケ」のネタが多いです。
それから、もうひとつの日本文化の特徴ですが、流行に敏感すぎるということです。
1年前のことがもう古い、なんて馬鹿にされることが多いです。
これだと、勉強するほうにとってはとても大変です。
やっと覚えたのに、もう「古い」って言われるんです。
もちろん「外国人だから大丈夫だよー」と、優しさを出したふりをする人が多いのですが、これは日本に入りたい外国人にとってはいじめ、仲間はずれの何ものでもありません。
これは文化の特徴ですから変えることが難しく、またこれを変えてしまったら日本の特徴がなくなるので、なんとも言い難いことです。
しかし、こういう部分ではなくとも、表面的にだけでも、言葉をもっと分かりやすくする、誰にでも理解できるようにもっと場面場面で適切に、柔軟に対処する、という精神が大切だと思います。
よく、電車の中で、ひらがなだけの字幕を見ることがあります。
これ、(日本オタクの)外国人にとってはとても嬉しいはずです。
「日本語が読めている!」という気分にどんどんなります。
こういう配慮のある街というのも、国際都市のひとつの形ではないかと思います。
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