CNNの報道で、ずっと語られ続けているのは東京電力の隠ぺい体質で
2002年、2007年と過去にも何度か原発事故は起きているけれども
そのたびに、事故の状況を改ざんして小規模だったように見せかけて
きたことがあり、今回もそういった体質が露呈していると問題にしている。

そのため、IAEAも東京電力に対しては注意深く監視を続けている。

なぜ、東電は重大な問題点を隠ぺいしたがるのかと考えれば
やっぱり、株式上場しているからではないかという気がする。

東京電力は、今、人命と株主のどちらが大切かを考えなければ
ならないのではないかと海外メディアの問題提起と感じる。


米原子物理学者が福島原発事故原子炉内の事故説明をする



アメリカの報道は、疑問に感じたことを率直に鋭く指摘するところが
日本の報道番組とは異なり、特に企業に対しては厳しい目を向けている。

また、政府の避難指示の決定方法が曖昧であることを問題にしている。
大気中の放射能濃度で決定することに意味があるのかを疑問視し、
実際に住んでいる人を抽出して放射能をどれだけ浴びているかを
測定した方が正確ではないか?と語る。 私もそう思う。

米学者が、日本のボードによる学者の説明よりは、
遥かにわかりやすい説明をしてくれる。



東京電力の隠ぺい体質について語るアメリカの学者


海外では、以前から東京電力は事実を隠ぺいしてきたことを問題視している。
政府の発言が変わることなどから国民の不安が増していることを訴えている。

また、今後、放射性物質が漏れる可能性について、アメリカの学者は
2点注意することを挙げている。

1つめは、海水などを注入した時に、同時に水蒸気の抜き取り作業を行う事。
2つめは、最後の砦である格納容器に、なぜ海水が溜まらないのか、
その原因を突き止めること。