普段は滅多に染めのきものは着ません。
なぜなら、会社で働いているからです(笑)
でも、明日は訪問着。


【和の生活マガジン 花saku編集長】のブログ-image.jpg

長野県上田市の五味雅子さんに、「私のイメージで」というだけの注文で染めてもらったお気に入りです。


【和の生活マガジン 花saku編集長】のブログ-2011041220580000.jpg

一つ紋。


「私のイメージで」という注文の仕方がとても好きで、
例えば、バーのカウンターでもバーテンダーさんに
「私のイメージで」なんていうお遊びをしたことも……


で、結果は期待通り、あるいは期待以上となる場合と、
「ん? なぜだ?」となる場合の2パターンがあるわけですが、
いずれにしても面白いのです。


その作り手さんが、私に抱いているイメージが明確になる瞬間です。
心が通じ合っている場合……例えば、五味雅子の場合は、お目にかかった回数はわずかでも、
最初から私が五味さんを大好きになったから、きっといいものが出来て来ると思っていました。

思った通り、想像以上にステキな訪問着が届きました。


初対面のバーテンダーさんに、
凄まじい飲み物を作ってもらった時には、思わず吹き出した後で、少々その日の自分の行いを反省。


飲んだことはないけれど、なんともおいしくて綺麗な飲み物を作ってもらった時は、
あぁ、今日は平常心で気負いも衒いもなく自分でいることが出来ているのかな~?
なんて思います。


いずれにしても明日は、この訪問着で出掛けます。
6時過ぎには家を出たいので、急いで着なくては。

普段はハンドルネームのとおり、「紬」が多い私ですが、
明日は「衿を正して」きものを着ます。
きものが語源になっている日本語は結構多いです。

昔の人は、普段は衿をゆったりと合わせていました。
だって、「普段」ですから(笑)
そして、何かあると、衿を正して、黒い羽織を羽織って駆けつける訳です。

衿を正して……

きれいな日本語ですね。