16日上ノ国で、山菜取りに行っていた人がクマに襲われて亡くなるといういたましい事故があった。
なくなられた方のご冥福をお祈りいたします。

こんにちは。背番号330 は~ね~です。

実は知る人ぞ知る、私はクマ好き。
小さな頃、動物園や、剥製になったクマ、そして昔はお土産屋さんで何故か飼われていた小熊なんかを見て「目がクリクリでかわいい。こんなかわいい目をしたクマは、絶対に優しいはずだ。」
大人から「クマはおっかない。」そんな話を聞いても、それでもクマは優しい動物だと信じ込んでいた。
万が一クマに会ってもあわてずに「こんにちは」と挨拶すればなんとかなるんじゃないかと思っていた。大きくなった今でもそんな風に思っているところがある。いや、おっかないのだけど、どこかでそう思いたい。

流石に一人でクマを探すことはしなかったが、父親の車でどこかに出掛けた時や、バスや汽車でちょっと遠くに行く時には「この山にはクマがいるかな。」なんて目をこらし、遠くに見えた黒い木の切り株をクマと見間違いドキドキしたものだ。

「ちょっと遠くの車の中から、野生のクマを見てみたい。」
それは、小さなころから今でも心の中にひそかに持っている野望なのだ。
そしてどうしたらクマと友達になれるか、そんなことを考え クマの本を読んだ。

「バスからクマを見たことがあるよ。」とか「知床で、道路を歩いていた。」「舟から親子熊を見た。」なんて友人知人の話を聞き、なぜ私の前には現れてくれないのか・・・・なんとなく悔しい思いもした。

「そんなにギラギラしていたら、クマだってビビッて出てこないよ。」そんなアドバイスもいただいた。

多分、会えない時間が愛育てるのさ。そんなものなのだろう。多分。

ただ、クマが大好きで、今でもクマは優しい動物のはずだという思いがあるので、今回のような事故は本当に心が痛むのだ。


本気になったモンゴロイドの会なブログ


クマとヒトが仲良くしていくこと。
そのためには、クマとヒトが適度な距離を保っていくこと。
本当はヒトに気づくと、こっそり隠れてしまうようなクマを、ヒトや里に近づくようなクマにしないことが大事。
里に近づいてきたクマを、追い払い 里に来てもいいことはないと、コツコツと若熊に教育している人がいる。

私たちができることは 山に食べ物のゴミを置いていかないこと。弁当などの魅力的なゴミをあさったクマは、またそれを求めてヒトに近づく。そんな悪いくまを作らないように、ゴミは必ず持ち帰ること。
あたりまえと言えば当たり前のことなのだけど、これがクマとずっと仲良くしていくための第一歩なのだ。

今年もいよいよ私の大好きな季節が近づいてきた。
今回のような事故が、二度と起きませんように。そう祈りながら、私が道内のあちこちをキョロキョロしながら車で徘徊し始める時も近い。