きのう代々木でまた、こらえきれず・・・ | 清水国明オフィシャルブログ「清水国明のブログ」 Powered by Ameba

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瀬戸内海のど真ん中
岩国と松山の中間あたりに無人島「ありが島」があります。
清水国明が日本一わくわくする無人島キャンプ場を造りました。
これまでの集大成、これからの希望です。
どうぞ遊びに来てください。
http://arigatou.p-kit.com/

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昨日の代々木公園でのステージの模様が、何ですか、ユーストリームっちゅうやつで生中継されていたとか。

後から聞いて、ちょっと背中に汗が流れました。聞いてないよ、言っといてよって感じです。

別に聞かれて悪いようなことはもちろん言ってませんが、生でダイレクトに伝える場合と、画面だけで伝えるときとでは、多少のニュアンスが違うんですがねー。

まぁいいか、です。

ブログやツイッターの呼びかけに応えてやってきてくれたのかなぁーと思われる人たちが客席に。

過激に吠えます、なんて書いた手前、少し無理して、年内に届くかどうかわからない義援金のこと、公平、平等を優先するあまり届かない支援物資のこと、僕も良いことしてるよ合戦になってしまっている芸能界のこと、なんかをひとくさり。

話しているうちに、ステージから見える、目の前で繰り広げられている脳天気な商売優先イベントの風景に、だんだん腹立ってきたらしく、

自粛を打破してお祭りするのはいいのだけれど、われわれの今日の快適な生活、繁栄の犠牲になっている被災地の人たちへの謝罪がまずあるべき。

その支援に深く関わってる人たちだけが、こんなイベントに参加して楽しむことができるのだ、みたいな、イベント出店者、参加者へ喧嘩売るような口調になってきて、イカンイカンと。

このキャンプキッズフレンズが望むのだったら、自動車を展示している人たちは、ポンと一台プレゼントしてやってください、なんて無茶苦茶なことを言い始めてしまったのです。

やっぱ、どーも興奮してしまうんですね、この件に関しては。


ステージの後、NPO河口湖自然楽校のブースの周りに集合して、そのあと遊びに行くまでの時間を待っていたキャンプフレンズの子どもたちが、

募金活動やチラシ配りをしているボランティアフレンズのそばで、手伝い始めました。

森と湖の楽園でのボランティアは、子どもたちを手厚くもてなすのではなく、すべてどんなことでも一緒にやること。それがルールなんです。

ですから彼らにとっては自然な流れだったのですが、被災した子どもたちが、自ら「募金にご協力ください!」と声を張り上げている光景。

ちょっとドキドキしてしまいました。

でも。ハラハラしながら見ているうちに、なんだか感動してきて、こみ上げてくるものが。

この明るさはなんだ、この元気さは?

俺たちはみんなで力を合わせて、この一時避難のNPOの運営をやっているんだ、という気概みたいなものを感じました。

案の定、「被災した子どもたちに募金活動をやらせるなんて、とんでもない」というクレームがあったと運営スタッフからの耳打ちが。

甘んじて、私がおしかりを受けることにして、子どもたちには自由にやってもらいました。

お世話してもらっているだけじゃない、自分たちでお金も集め、自分たちのことは出来る限り自分でするんだ、という自立の気持ちを大切にしてやろうと思ったのです。

大勢の人が募金に協力してくれるのを目の前で見て、子どもたちは決して一人ではない、みんなが支えてくれてるんだということを、体で感じ取ってくれたと思います。


学校や仕事の都合で東京へ戻っていたボランティアフレンズが何人も手伝いに来てくれたのも、すごくうれしかったです。

高校生だったのか!・・・ジャージ姿しか見ていなかった女子がAKBのような制服を着てやってきてびっくり。

みんな楽園で活動していた時とは違った、かわいい私服でやってくるので、子どもたちは大騒ぎでした。

私も、「校長、エロオヤジ!」という子どもの声に、ハッと我に返ったのでした。