愛知県東海市メディアスエフエムでは
2007年10月1日の開局から
毎週週替わりで啓発番組「GreeM NET」を放送してきました。

わたくしが一人で企画制作してまいりました。
テーマは、防災・環境・食・日本を知る・郷土・社会問題など多岐に渡ります。
今回、少しでも被災者の皆様のお役に立てればと
今まで放送して来た「GreeM NET」の防災をテーマとした原稿を記載させていただきます。
こんな事しかできませんが、少しでもお役に立てますように。




GreeM NET  今週は防災をテーマにお送りします。

メディアスFMパーソナリティーの酒井 美湖です。


さて、みなさん
緊急地震速報をご存知ですか?
平成19年10月1日にスタートした緊急地震速報。
地震は、P波と呼ばれる小さな揺れのあと、S波と呼ばれる大きな揺れが
来ます。緊急地震速報は、このP波をとらえ、地震の規模や震源地を
予測し、大きな揺れのS波が来る数秒から数十秒前に発表するものです。気象庁は、震度5弱以上と予測された時発表します。
ただ、震源の近くでは、情報が間に合わないこともありますし、予測震度で、プラスマイナス1程度の誤差があるといった技術的な限界もあります。
しかし、わずかな時間を生かして地震の被害を減らすことができるものと
期待されています。
日本列島周辺は、世界にある10数枚のプレートのうち4枚ものプレートの境界上にあり、またこれに加え内陸部には1500箇所を超える活断層が
ある地震大国です。
実際、地球上で起きる大地震の約2割が日本列島で起きているのです。
今後30年以内に起こるとされている大地震の発生確率は5%~99%。
30年以内に日本のどこかで大地震が起きることは確実です。

今回は、緊急地震速報利用の心得と題してお送りします。
基本は家の中での対応ですね。
頭を保護し丈夫な机の下などに隠れてください。あわてて外へ飛び出さないこと。無理して火を消そうとするのも危険です。扉を開けて非難路を
確保しましょう。
人が大勢いる施設では、係員の指示に従いましょう。落ち着いて行動する
ことが肝心です。あわてて出口に走り出さないで下さい。その場で、頭を
保護し、揺れに備えて身構えてください。つりさがっている照明などの下から離れましょう。


車の運転中は、あわててスピードを落とさないこと。ハザードランプを点灯し、周りの車に注意を促しましょう。
急ブレーキをかけず、緩やかに速度を落とすこと。道路の左側に停止する
ことを心がけましょう。
屋外では、ブロック塀の倒壊、看板や割れたガラスの落下などに
注意しましょう。
丈夫なビルのそばであればビルの中に避難しましょう。
鉄道・バスに乗車中のとき、つり革や手すりにしっかりつかまりましょう。
エレベーターでは、最寄りの階に停止させ、すぐに下りましょう。
山やがけ付近では、落石やがけ崩れに十分注意してください。

周囲の状況に応じて、あわてずにまず身の安全を確保することが大切です



メディアスエフエムでは、災害時には通常の番組を変更して緊急放送をお届けいたします。83.4メガヘルツにチューニングをあわせ、情報を得てください。



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