身近な学び | 独立専門整体スクール『フィットバランス療術学院 学院長 吉田正幸公式ブログ』~独立開業!副業セラピストへ~

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独立専門整体スクール「フィットバランス療術学院」は
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学院長吉田正幸は、14万人以上の施術。
一店舗200名以上の来院数まで成長させました。

父が亡くなった時、お通夜でかなりリアルで
不思議な夢を見ました。

もうかれこれ、20年以上も前のことです。

その夢は、洞窟のようなドーム状の筒の中で父と
すれ違う・・・・・という夢でした。

「元気でな。お母さん、頼んだぞ。」

すれ違いざまにそんな言葉を僕に投げかけ、
「じゃあな。」なんて言って去っていきました。
もっと話しておけば良かった・・・と、
起きたときに後悔したものです。

過ぎ去っていくときの父の笑顔の微妙な横顔まで、
昨日のようにはっきりと覚えているので、不思議な
感覚でした。

父は、平成2年に突然脳内出血で倒れ、わずか
8時間で他界したのです。

まだ50才代半ば。
やりたいことはいろいろあったと思いますが、
何せ僕と違って無口な父はあまり自分のことは語らずに
他界しました。

亡くなるまでの時間が短く突然のことだったので、
母も僕自身も悲しみにくれる間もなく、ドタバタとお通夜、
告別式と定例の儀式を終え、
懐かしさや悲しみをキチンと感じる間も無く時間が
過ぎ去っていきました。

やっと落ち着きを取り戻した一週間後・・・・
車を運転中に突然、悲しみに襲われました。
これは、一体どうしたんだ!?というくらい
悲しみがこみ上げてきたのです。

どうすることもできなくて、運転したまま号泣しました。

5分くらいのことでしたが、自分では制御できずに、思いっきり
泣きました。

泣きながら、考えます。

゛どうして泣いてるんだろう?゛

物心付く頃からの記憶から
亡くなる間際まで、まるで人生のパノラマでも見るように
フラッシュバックし、それら思い出が走馬灯のように
過ぎ去っていきます。

父として育ててくれたその人にはもう、二度と会えない・・・
ということが悲しみを増幅させたのでしょう。

「まだこの目の前にいる父親が突然いなくなるわけがない。」
この勝手な思い込みに後悔したのです。

車で走りながらの景観とシンクロして・・・・・。

父と交わした何気ない言葉やそのときの思いなどが
湧き出てきて、胸が熱くなり、理性はまったく無力で、
なすがまま・・・・思いっきりアクセルを踏みしめながら泣きました。

ハンドルをしっかりと握り締め、涙で前が一瞬見えなく
なるのですが、ブレーキは踏みませんでした。

いや・・・・・・

絶対に踏んだらいけないような気がして踏まなかったのです。

この悲しみにとどまったらいけない気がしたのです。
車の中だけにとどめたい・・・・誰にも見せたくない・・・
強がってたんですね~。

お蔭様でまだ若かった僕はこの父の突然の死から
いろんなことを学べました。

死というものは順番でいずれは絶対に全員死ぬということ。

そして、生きている、生きていく、ということはものすごい重要な
使命や目的を背負っているということ。

そして、いつもそばにいてくれる人も、しばらく会っていないひとも、
常に後悔の無いように一瞬、一瞬を大切にしなければ
ならないということ。

たくさん学び、そして<死>という現実に対する思いを
貴重な体験とともに噛みしめました。

後天的につくっていった地位や財産や名誉や肩書きを
全部取っ払って、何が残るのでしょうか?

その残ったものに磨きをかけていくことが現在、
地球の上に突っ立っている使命なんだと気づかせてくれました。

いつも忘れてはならない、大切なこと。

絶対に手放してはなりません。

シンプルに感謝して愛に満たされて生きていけたら、
これ以上の幸せはないのです。





合掌! 感謝! 合掌!

最後までありがとうございます。

吉田 正幸