燃犀乃明
我輩はヲロチである。
名前はまだ無い。
戦前より我々の勝利を確信しており、いかに屈辱的に始末するかを考えて臨んだトーナメント初戦。
青写真通りに勝利への階段を登っていたのだが、最後の階段が欠けていたようだ。
九割九分九厘勝利していたにも関わらず、一厘のミスで試合を落とした。
丸め込みで形式上は勝利と記録されるが、そんな勝ちは意味は無く我々を越えたと言えない。
宝くじに当たったとでも思って喜んでおくがいい、二回戦で現実を知ることになるのだから。
名前はまだ無い。
戦前より我々の勝利を確信しており、いかに屈辱的に始末するかを考えて臨んだトーナメント初戦。
青写真通りに勝利への階段を登っていたのだが、最後の階段が欠けていたようだ。
九割九分九厘勝利していたにも関わらず、一厘のミスで試合を落とした。
丸め込みで形式上は勝利と記録されるが、そんな勝ちは意味は無く我々を越えたと言えない。
宝くじに当たったとでも思って喜んでおくがいい、二回戦で現実を知ることになるのだから。