大地震で被災した犬猫の命運を分けたもの ~個体識別の重要性~ | 須崎動物病院ペット用サプリメント&ペットの食育講座☆愛犬愛猫の体と心を癒すペット専用サロン・アンシャンテ

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阪神・淡路大震災で被災した犬や猫は、兵庫県の調査では、犬が約4,300匹、猫が約5,000匹でした。

実際には、もっとたくさんの動物たちが亡くなったり、路頭に迷ったことでしょう。

今回の東北太平洋沖地震で被災した犬や猫は、それ以上の数になると考えられます。

また、保護者の被災により、飼育困難になる動物もこれから出てくることでしょう。

震災直後の現在も大変ですが、まさにこれからが大変なのです。


阪神・淡路大震災では、地震に驚きパニックになって、屋外に飛び出してしまう犬や猫も、全体の約5分の1程度いました。

保護された犬猫のその後の命運を分けたのが、「個体識別」でした。

仮にレスキュー団体が保護したり、動物愛護センターに保護されたとしても、名前や年齢もわからず、不妊手術を受けているかどうかや病歴がわからない動物を管理するのは、想像以上に大変なことです。

各県の動物愛護センターなどで一時収容され、その間は、特例措置として、殺処分を停止する措置が取られるようですが、収容数や期間に限度があります。

そこで、「個体識別」ができている子は、生き残る可能性が高くなるわけです。

実際、阪神・淡路大震災では、「個体識別」ができない子の多くは、飼い主さんと再開することができなかったそうです。


最近では、個体識別のためにマイクロチップの導入が推奨されています。

ただ、自治体によっては、読み取り装置の整備が十分でないところもあるかもしれません。

ですから、迷子札や鑑札は、とても有効です。

日頃着けていなくても、いざというときすぐに装着できるよう、準備はしておきましょう。

迷子札に記入する項目として、動物の名前と飼い主さんの名前や携帯番号は、必須です。

そのうえ、今回の大震災のように、電話回線が通じにくい状態が続くことも考えられるので、住所等も記入していた方がベターでしょう。


情報が多いほど、飼い主さんに再会する確率が高くなります。

なお、長期間の放浪により、迷子札が脱落したり、記載事項が消失する可能性が高いので、耐候性のある丈夫な素材のものを選んだほうがいいでしょうね。


動物愛護法第7条3項
「動物の所有者は、その所有する動物が自己の所有に係るものであることを明らかにするための措置として環境大臣が定めるものを講ずるように努めなければならない」



参考文献
「いざというときに役立つ 犬と猫のための災害サバイバル」(香取章子著)学研



緊急災害時動物救援本部」では、今回の東北太平洋沖地震についての義援金の募集を開始しています。

事務局となっている、日本動物愛護協会のホームページです。

http://www.jspca.or.jp /



(被災地に早く春が来ますように)




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