親日ってなに? | フィフィ オフィシャルブログ「All about FIFI」by Ameba

親日ってなに?

米国務省のケビン・メア前日本部長の問題発言に関する報道を見て。
今日も携帯からの投稿です。読み辛くてすいません。
彼のことを擁護してる訳ではないのだろうけど、彼のことを親日であると連呼することに違和感を覚える。彼の言葉で誤解が生じたと言いたいばかりに、、、親日だからなんなの?あれは明らかに言葉足らずの誤解では済まされ無い発言でしたよ。しかも英語で講演していた訳でしょ、言い訳できませんよ。
そもそも親日ってどんな定義?日本好きですってアピールすれば親日なのかな?それなら私も今まで多くの親日外国人に会いましたけどね、でも、日本の何を持って日本が好きか聞くとほんと何も知らないんですよね、たとえメアのように17年在住していても。
私がホームパーティにお呼ばれした時、日本語話せるのに特に話す努力もしない、呼ばれているのは外国人や外資系の企業で働いていたり、外交官だったり。お決まりの立食パーティで、テーブルにはオードブルが並んで。家具は外国製、日用雑貨に至るまで外国のスーパーから購入したもの。日本在住が長いとか聞いてたから日本の番組の話題をふったら、衛生放送で海外のプログラムしか見ないと、もちろんアッサリわたしの事もご存じないと(笑)お子さんはインターナショナルに通わせていて近所のお友だちもいないって。十五年以上日本に住んでいて、最近始めてタコ焼き食べたのよ~なんて笑ってたけど。で、日本の何が好きなの?と聞くと、京都とか禅の精神とか、食べ物はお寿司とか枝豆が好きよ、と。チョッと、数日前に来日した外国人と変わんないじゃん。長い間日本に住んでてそんな答えしかでてこないなんて。確かに、その日地方ロケで頂いた赤カブの漬物をお土産に持って行ったら、みんな顔をしかめて手さえ付けてくれない。これも日本の文化なんですが?郷に入りては郷に従え精神まったく無いの?
確かに外国人の中には日本を知っている事をどこかステイタスのようにアピールする人がいる。違う文化をかじっているとインテリに見られるからなのかもしれない。ただ日本が好きだと言いながらその生活様式に日本を取り入れようとしない外国人も少なくない。近所との付き合いもなければ、日本にどれだけ住んでいても日本語を話さない外国人もいる。そうゆうひとに限って良いポジションで働いている外国人が多いわけで。
だから、高いポジションで派遣されて来た外国人に対しては日本の人は自分達に合わせろなんて言わないでしょ?むしろ日本人が必死になって外国語覚えて相手に合わせようとする。
で、逆に出稼ぎ外国人は頑張って日本語習得したり日本の生活習慣に溶け込もうとするよね、まぁそうするしかやって行けないってこともあるから。
私さ、メアの発言は本音のような気もするのね、じゃ無かったら親日をアピールしてたあなたはあの発言が誤解だったんではなくて、あなたの日本に対する見かたや、沖縄に対する見かた自体に誤りがあったってことね。長年日本に住んでいたって自分の周りはアメリカそのものだったんじゃないですかね。あの人が日本の奥さんがいたって、驚かないよ、私の知ってる外国人なんて日本の奥さんと一緒になって日本に対して偏見持ってたもん。そもそも日本に適応しなくて海外留学したの私って言ってたもんね、彼女。
実は私、勘違いされるけどここが変だよ日本人には出演したことは無いのね。あれを見てるとたまにイライラしてたなぁ。たいして日本の環境に関わってこなかった外国人が日本のこと知った様に批判するでしょ、私がいたら絶対一喝してたよね、あの頃は学生だったので名古屋にいました。だからアイチテルではそのフラストレーションが爆発したんでしょうね、あの番組ではよくフィフィは日本人の声を代弁しているとも言われましたけど、まぁ私は普通の公立の学校に通って日本人に囲まれて生きてきたのでそれも間違ってないけど、やはり自分が外国人と意識せざるを得ない状況を多々経験しているわけで、やはり外国人として発言してたのね。たださ、日本の環境に溶け込みもしない外国人や、日本の環境が受け入れてくれなかったってことで諦めてしまってひねくれた発言する外国人見てると甘いなぁ~って。結局なまぬるいとこに浸かって中途半端にしか努力してこなかったくせに、その国を批判してるわけでしょ?
日本は他の国に比べて実は外国人に寛大だし、差別も少ないんだよ。他国の外国人差別は露骨だからね。そんなのに自分の弱さを言い訳するかのようにいつからかその国を非難することで主張するなんてカッコ悪いよ。
私の母は立派だったな、臨月お腹で姉と私を連れて日本にきて、それも父は国費留学生だったから当時は何とか荘みたいなアパート。33年前の名古屋で、近所では英語話す人もいないのに親切な日本人たちに支えながら日本の風土の中で日本食や文化を教えてもらって、私たちはインタなんか通わなかったしさ、そしてその後、彼女は日本の大学に入り直して、日本語で博士号を取ったんだよね。もうね、頭上がんないよ、母を超えられることも簡単じゃないと思うもん。その母の言葉が『郷に入りては郷に従え』なのね。いっつも言ってた。当時は両親が学生で、お金が無かったからこそ、私たちをインターナショナルに通わせられなかったのもあったけど、そのおかげで私はこれだけ多くの日本に触れることができたでしょ、単純に日本に長く住んでれば日本を知るわけではないからね。日本とエジプトの架け橋として母は頑張っていたし、わたしもその背中を見て育った。異文化を理解することがいかに大変であるか見て育ってきたし、その努力の上に異文化交流の楽しさを教えられた。そんな上っ面で語れるもんじゃないよね。
だからこそ、わたしはあえて問いたい。親日ってなに?いちいち公言するもの?口にした時から嘘になるような気がするから私にはしっくりこない言葉。
本当に日本を愛しているなら自然にその言動に現れてくるから。