マーチS【東日本大震災被災地支援競走】、有力馬情報? | さかなくんのパカパカ日記

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『談話室「さかなくん&ブサ雄」』の競馬版です。競馬に関する話を主に書いています。

お待たせしました。それでは今日阪神競馬場で行われます『東日本大震災被災地支援競走』マーチステークスの有力馬の情報です。



【展開予想】
ハナ争いはメテロロジストとブラボーデイジー。それにマチカネニホンバレが続き先行集団の隊列はスンナリと決まる。その後に続くとすれば、テスタマッタやピイラニハイウェイといったあたり。それほど早い流れにもならず、そのまま前残りの展開が予想される。

【有力馬情報】


・テスタマッタ・・・・「本当に攻め馬では走らないね。みんなあのやる気のないような動きに騙されるんだ。まぁ、あの動きを見たらとてもじゃなけど並のトラックマンは重い印なんて打てないだろうけどね。」とは元某競馬専門紙の編集長でもあった某情報筋。格下の馬に軽くアオられたり、よれてみたりととてもGI馬とは思えぬ緩慢な動きが追い切りでは目立つ。そんな傾向が人気に影響を及ぼしているのだろうか、十分な実績を持ち合わせていながらデビュー以来一度も1番人気になったことがない。今回も例に違わず追い切りでは、時計も足りなければ動きも鈍く映った。これに対して陣営関係者は、「追い切りの動きなんて見てもこの馬の好不調は判断できないよ。それを見極めるポイントはいくつかあるんだけどね・・・。結論から言えば現在は絶好調。十分期待していい。」と、手応え十分の様子。おそらく今回も過小評価しそうなマスコミとは対照的である。出走の1週前の日曜日、一杯に追うというのは陣営にとっての勝負の時のパターン。これが見られたということは、今回は言わずもがな。マスコミの評価を鵜呑みにすることなく真っ先に押さえておきたい一頭である。



・マチカネニホンバレ・・・・一部では世界有数のハンデキャッパーとも称されるほどの中央競馬ハンデキャップ陣だが、そのハンデキャップ陣をして56.5キロ1頭、57.5キロ5頭、58.5キロ1頭とコンマ5キロの微調整を複数頭要するほどの顔ぶれとなった今年のマーチSはある種、異例である。その中で同馬に関し先ほどの某情報筋は「この斤量は恵まれた方と捉えて良いだろう。まぁさすがに58を付けられない“事情”も分からなくも無いが、いずれにしても前走フェブラリーSで残り100mまでトランセンドに食い下がったレース振りは優秀の一言。ドバイ云々は抜きにして、フェブラリーSで前に行って残ったのはこの馬とトランセンドの2頭くらいである」と同馬をプッシュ。無駄撃ちのない名伯楽・藤沢和雄調教師だからこそ、この長距離輸送も信頼する手だ。


・ブラボーデイジー・・・・「地方のダートで揉まれた経験は軽視出来ません―」同馬を推奨するのはローカル戦やダート戦のスペシャリストでもある某情報筋。「地方のダートは、粘着性のある重い砂質です。地方の交流戦に挑戦していた当初はやや非力な面を見せており、粘り強さに欠けていました。しかし、使われ続けたことがようやく実を結び、今では見違えるほど筋肉もつき力強さも感じます。以前とは一味も二味も違います」と続けた。他馬と実績面を比較すると、恐らく人気薄の一頭となるが斤量面も有利な55キロ。気持ちよく先行出来れば粘り込みの目は十分だろう。

・タガノジンガロ・・・・「とにかく今回は賞金を確保することを絶対目標としているみたいです」元調教師である某情報筋が口火を切った。今回の出走も賞金順から除外対象馬にあったが、賞金上位馬の回避もあって滑り込みの出走が叶ったタガノジンガロ。思うようにレースを使えなくなっては、これから先の調整が難しくなると、陣営関係者はここでの賞金加算を絶対目標に掲げているとのこと。「正直もうお釣りは残っていません。他のところは知りませんがウチにとってはこの一戦が今後を左右する重要な一戦。下手はできませんよ」と心中を語る関係者。ここまでダート戦を11連続連対中の同馬。滑り込みの出走ではあるが、このメンバーの中でも能力はヒケをとらないだろう。

・ピイラニハイウェイ・・・・「こんなに印が薄いのはありえない。美味し過ぎるだろ!」と開口一番言い放ったのは元某競馬専門紙のTMでもあった某情報筋だった。「池江さんのところから転厩というのがネックになってるのか?それとも単に過去の実績での比較からなのかは分からないが、仕上がりに関して言えばこの厩舎は馬の造りに定評があるだけに、華奢に思えた以前よりも数段逞しさが増してきて問題ないし、前々走、前走の内容から少なくともマチカネニホンバレと大きく溝を開けることはないはず」と説明。金子オーナーの2頭出しの1頭だが、メテオロロジスト同様、こちらも十二分に好走可能という見解で一致した。

・キングスエンブレム・・・・「今年飛躍が期待できる1頭」と部長会の意見が重なった同馬。続けて某情報筋も「前走のジャパンCダートは人気を裏切る形になってしまったが、ユウイチ(福永祐一騎手)も『砂をモロに被った途端に競馬を止めてしまった』って言っていたように完全な力負けではないよ。むしろ元値はトランセンドを追い詰めたみやこSの内容。あの走りができれば十分勝ち負けだろう」と後押している。偉大すぎる兄・ヴァーミリアンの影響もあり一口250万円(総額1億円)で募集された同馬。預託料などを加味すればまだまだ賞金を稼がなくてはならない立場であり、それは休み明け初戦となるこのレースから言えること。それもあり“飛躍が期待できる”という冒頭の表現に繋がったのである。最後に某情報筋の口からは「本来ならこのレースの3、40分前。ユウイチは表彰台に上がっていておかしくなかった。その歯痒さや悔しさを考えれば、ここに賭ける意気込みも伝わってくるというもの」というコメントも挙がっている。



・メテオロロジスト・・・・ハナを奪えるかどうかは、逃げ馬にとって大きく結果を左右する重要なポイント。実はハナの争いは多くの場合、レース前に始まっている。「今回はアノ馬がいるから、ウチのは2番手でいいや。」と思わせれば一先ずレース前の争いは勝ちである。一流の厩舎はこのあたりもやはり一流。すでに多くの同型がメテオロロジストから一歩引いたポジションでのレースをほのめかしている。同厩舎のインバルコが、船橋(ダイオライト記念)を使う予定が流れてしまい、一旦仕上がったところから下降線を辿っているのに対し、目下絶好調でもある同馬。展開、状態両面からの後押しを得て重賞初制覇まで陣営が視野に入れている同馬。ここでは馬券の対象からははずせない。


予想につきましては後ほど。