小佐古も教授(前内閣参与)が泣きながら訴えた国家犯罪の核心があきらかになっています。
資料1=3月15日2号機爆発(6:10分)時のSPEEDI拡散予測図(7:00~8:00)
政府が、いったい何を隠そうとしたのかその真実の一部が明らかになりつつあります。
資料1は、3月15日に爆発した2号機のSPEEDIによる拡散予測図の爆発直後のものです。
2号機から放出されたと見られる膨大な放射性物質は、その後風向きを北西方向に変え、現在の飯舘村方向に広域汚染をもたらしています。
原子力安全委員会が3月15日のSPEEDIの拡散予測値を知りながら、直ちにこの情報が公開されることは無かったということです。
その後わずか2点の拡散予測図が3月23日(8日後=i-131半減期8.04日)に公開されましたたが、その他の予測値が公開されたのは事故から2ヶ月以上も経過した5月3日の連休中のことでした。
その後わずか2点の拡散予測図が3月23日(8日後=i-131半減期8.04日)に公開されましたたが、その他の予測値が公開されたのは事故から2ヶ月以上も経過した5月3日の連休中のことでした。
しかし、そこには伏せられた根拠と見られる重要な予測情報が含まれています。
4月中旬にNHK「朝イチ」の報道では、テロップに、「3月16日に計算されていた」と流れていたようです。
つまりこのSPEEDIの拡散予測値は、2号機の爆発が起きた翌日には、既に政府では皆さんご存知であったということです。
つまり遅くとも3月15日から政府はSPEEDIのデータをリアルタイムで持っていて、それを隠していたと云うことです。
小佐古教授が辞任した際も、この幼児甲状腺等価線量予測値を公開しなかったことを泣きながら糾弾しています。
政府は、関東全域にわたり、2号機から放出された放射性物質が降下することを「パニックが起きる(福山官房副長官)」として隠蔽したのです。
今頃になって、神奈川県の足柄で茶葉が出荷停止になったり、都内の各所で高いセシウム値が検出され始めていますが、上の図を見れば汚染の範囲が明らかです。
政府が依然として20ミリ基準を緩めたくないのは、このような汚染の実態が明らかになってしまったら、今後保障などを含めて、かなり面倒なことになることがわかっているので事実を隠しているものと確信しています。
なお甲状腺に集まるヨウ素は半減期が短いので、今頃公開されても意味が無いのですが。
このことを小佐古教授は泣きながら訴えようとし、そして、その後守秘義務(国家的隠蔽)を言明されたものと見ています。
すみやかに内閣を刷新し、すべての真実を国民に公開すべきであると思います。