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docomo Windows 7ケータイ F-07Cレポート

docomoの新製品内覧会で新製品を触ってきたので、この記事では富士通が開発・製造した「docomo Windows7ケータイ F-07C (以下、F-07C)」について感じたことを簡単に書いておこうと思う。

F-07CはWindows 7モードとケータイモード(Symbian)のデュアルOSとして注目を浴びている端末である。

持った印象は、とりあえず重くて厚かった。

横スライド式で約4.0インチの大画面ディスプレイと物理的なQWERTYキーボードを搭載しているので、筐体サイズに関しては仕方がないかもしれない。

背面に約510万画素カメラを搭載しており、ケータイモードのみで使用可能である。

前面にもカメラを搭載しており、ケータイモードは約32万画素でWindows 7モードでは約17万画素となる。

リアカバーにはLOOXロゴも入っている。

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最初に手にした時はWindows 7モードで展示されていたので、Windows 7モードの状態のF-07Cを弄ってみた。

UIはパソコン向けと同じなので、かなり操作しにくい印象だった。

約4.0インチのWSVGA(1024*600)液晶にPC向けのUIは、あまりにも細かすぎた。

タッチパネルは静電容量式を採用しており、通常のタッチペンでの操作は不可能なので、タッチパネルだけでの操作は厳しいと言えるだろう。

ただ、約4.0インチのWSVGA(1024*600)液晶は非常に高精細で、素晴らしい液晶と感じた。

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タッチパネルを使うより、トラックボールを使った方がやりやすいとの説明を受けたが、トラックボールでの移動もカーソルを少しずつ移動させていくので少しじれったく感じた。

うろ覚えで申し訳ないが、トラックボールの押し方によってマウスでいう左クリックと右クリックの操作が可能とのことだった。

コントロールパネルからシステム情報を開いたところである。

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OSにはWindows 7 Home Premiumを採用している。

プロセッサはIntel Atom Z600を搭載している。

Intel Atom Z600の動作周波数は1.2GHzとなっているのであるが、F-07Cでは動作周波数が50%に制限されているので動作周波数は最大で600MHzとなる。

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ブラウザの表示も非常に細かく、拡大縮小を頻繁に行う必要がありそうだと感じた。

マルチタッチによる拡大縮小も可能であるが、レスポンスは決していいとは言えなかった。

マルチタッチがあまり実用的ではないせいか、サイドキーに拡大縮小の操作が割り当てられていた。

短押しで拡大、長押しで縮小となっていた。

サイドキーを利用した拡大縮小はなかなか使えそうである。

ブラウザを終了して、ケータイモードに切り替えてみることにした。

切り替えの速度は思っていたより速かった。

Windows 7モードでは横画面のみであったが、ケータイモードでは縦画面も用意されている。

縦画面の待ち受け画面である。

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横画面の待ち受け画面。

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縦画面のメニュー画面。

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横画面のメニュー画面。

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ケータイモードでのUIは最新ではなく、F-04Bの世代と同等のUIを搭載しているとのことであった。

ケータイモードでは当然ながらiモードを使うことも可能である。

iモードブラウザを約4.0インチのWSVGA(1024*600)液晶で見るのは、何か不思議な気がした。

縦画面でiモードブラウザを見ると、横は480ピクセルの領域で表示される。

そのため、左右に60ピクセルずつ何も表示されない領域が生じた。

横画面で表示すると、横は1024ピクセルの領域で表示されるのでフル画面でブラウジングを楽しめた。

ケータイモードでの動作はまずまずで、大きな不満はなく操作可能だった。

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当然ながらフルブラウザも搭載している。

フルブラウザは少し重いような気もした。

読み込み速度やスクロール等はF-04Bと同等な感じで、あまり快適だとは感じなかった。

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スマートブラウザは搭載していない。

各キーが独立したキーボードを搭載しているので、文字入力はまずまず快適だった。

既に気付かれているかもしれないが、画面側のWindowsマークの隣が青色に光る仕様となっている。

これは、Windows 7モードからケータイモードに切り替えた後に点灯する。

切り替えた直後はこのように2箇所が光っている。

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その後は、下の2枚の画像を見てもらえば分かるように交互に点滅する。

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しばらくするとWindows 7はスリープ状態となり、点灯しなくなる。

Windows 7モードとケータイモードはワンタッチで切り替えられるのであるが、Windows 7モードからケータイモードに切り替える時はWindows 7をシャットダウンしてからの方が良いとの説明を受けた。

ただ、一度シャットダウンすると次にケータイモードからWindows 7モードへ切り替える時に時間が掛かるとのことだった。

iモード端末としてはF-04Bの世代と同等の使用であるので、iモード端末として快適に使いたいのであれば、F-09Cの方がオススメだと言われた。

SIMカードを抜いた状態でも使えるとのことで、Windows 7モードでは無線LAN環境があればSIMカード未挿入の状態でも使えそうである。

電池容量は1400mAhとなっているが、Windows 7モードでの連続使用時間は約2時間と短い。

ケータイモードで使うのであれば、大容量電池を搭載したケータイとして良いかもしれない。

2011年6月下旬頃には発売したいとのことだ。

価格は未定であるが、7~8万円程度になると思うとのことだった。

オプション品として、Windows 7モードで使用可能なUSB・HDMIクレードル用意される。

非常に特殊な端末で、正に変態端末と言った印象である。

個人的には、欲しいと思っている端末の一つである。

製品版はどれだけ動作が改善されているか楽しみである。

動作より変態さを優先したいのであれば、F-07Cはとても良い選択肢だと思う。

思い出したことがあれば、当記事に追記していく予定。

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