【京都】幽霊マンション：前編
■社員旅行
GWに社員旅行で京都へ行ってきました。二泊三日の旅程のうち、実際に観光できるのは真ん中の日だけ。その日は各自バラバラの自由行動となりました。
京都には寺社仏閣などの史跡が多いとはいえ、有名どころは各所に散らばっており、一日で回るには限度があります。疲れるし。そんなわけで主題を一つに絞り、余った時間にその近くを巡る計画にしました。
京都だから寺社仏閣。そんな普通のことはできません。せっかくなので某業界では超有名なスポット、「幽霊マンション」へ行ってみることにしました。
■同行者
一人で行く予定だったのですが、オカルト好きな頼れる後輩も行きたいというので、途中で合流して行くことになりました。後輩はまず壬生寺近辺を回ってから「幽霊マンション」へくるとのこと。僕は本日の目標が「幽霊マンション」だけなので現地のミスドでドーナツをついばみながら、新耳袋を読んでいました。
今回訪れた「幽霊マンション」とは、怪談好きのバイブルとして崇め奉られている実話怪談集「新耳袋」の第6夜（6巻）に、"居にまつわる二十の話"として収録されている話の舞台です。
程なくして後輩から電話があり、ミスドにいることを告げると「京都なのにミスド？」と怒られました。いいじゃんか。
■幽霊マンションへ
後輩と合流し目的のマンションへ。ミスドからは徒歩5分かからないほど近かったです。
マンションとは道路を挟んで向かい側の歩道を歩きマンションの正面へ。
▼マンション正面
▼マンション裏側
■喫茶店
マンションの前には、住民らしきおばちゃんが井戸端会議しているため訪問しづらいです。
マンションを一周した後、マンションの1階（半地下）で営業している喫茶店でランチ休憩。ついさっきまでミスドにいたのにね。
僕はカレーを。後輩はケーキセットを注文。それだけで足りるのか後輩。
店内を見回してみると、半地下になっているため若干薄暗くはあるものの、特に違和感のない様子に拍子抜け。後輩とも「特に何にも感じないね」などと会話。
飲み食いすると、押し出されて出てくる物があるわけです。喫茶店のトイレをお借りしました。男性用の小便器で体重を軽くしていると目の前に花。色鮮やかで綺麗すなぁ。。。と目を細めていると、その横には陶器の小鉢が。中をのぞき込むと
▼小鉢の中
塩でした。
やはり何かあるのだな。至福の時をかき消す発見で、改めて自分がいる場所が「幽霊マンション」であることを思い出しました。
