生まれて初めて組んだバンド【BLACK】の話-後半
こん(^▽^)にちは!
THOGO(トーゴー)です。
前回お話した『生まれて初めて結成したバンド『BLACK』の話』の後半を書きます★
という訳で、ライブ当日の話から続けます。
前夜にギターの弦を張り替えたり、鏡の前で動いてみたり、髪をいじったり、サインの練習とかしていたら朝になってしまいw
結局一睡もしないで家を出ました。
山梨→静岡だったので、メンバーとは【東花輪(JR身延線)】という駅で、6時半に待ち合わせ。すると、楽器やエフェクターケースを抱え、得意げに『バンドマン面』したメンバーが続々と集まってきました。
もうこの時点で【俺たちってバンドマンじゃん】っていう実感が湧き、最高な気分でしたね~!
が、ここで事件発生。
ベースの「タケっちょ」が待ち合わせの時間になっても来ません。
(当時携帯電話が無かったので)公衆電話から家の電話にかけても誰も出ません。
もう限界、電車が来る時間。メンバー皆、泣きそうになっていましたが、ここでリーダーだった俺が決断を。
『寝坊かもしれないから、1本電車を遅らせよう。それでも来なかったら、タケっちょ抜きで静岡に向かおう!』
で、次の電車が来るまでずーっと、公衆電話から電話。
でも応答なし。
そして、とうとう次の電車がやって来る時間に。
結局ベースの『タケっちょ』抜きで静岡に向かいました。初のライブ、しかも中学生だった俺たちには、かなりのダメージでした。電車の中では、皆のテンションが下がりまくり。。
そんな中でしたが、なんとか気持ちをひとつにし、2つの問題の対策を練りました。
①ベースが来られなくなった言い訳をどうしよう。
②ベース抜きでの演奏をどうしよう。
メンバーで、電車のBOXシートの方に移動し、緊急会議。
しかし、所詮中学生の頭脳。出した答えは
①は『盲腸(もうちょう)で来られなかった』
②は『片方のギターが6~3弦を使ってべースラインを弾く』
そうこうしているうちに、静岡に到着!駅を降りて、猛ダッシュで会場へ。なによりも先に、ベースが来られなかった言い訳をしなくっちゃとスタッフを探し、
俺『すみません!山梨のBLACKというバンドですけど。盲腸でベースが来られなくなってしまいました。』
スタッフ『(超笑顔で)あーそうですか!大丈夫ですよ!今日最年少ですので、頑張ってくださいネ!』
完全に嘘がバレている感じでした(笑)。が、言い訳が通ったことで肩の荷が下り、かなり楽になりました。
しかし、間もなくして更なる緊張が。
(生まれて初めての)リハーサルの時間がやってきました。
客席には出演者がいっぱい。皆が僕たちを見つめています。視線が刺さる感じで、超緊張しました。
スタッフ『それではBLACKさん、リハーサルをお願い致します』
Vo.小林君『(声震えまくりで)あの~、今日ベースが盲腸で来られなくなってしまったので、ベースが居ませんけど宜しくお願いしま~す。』
場内にいるスタッフ・出演者一同失笑。
肝心な演奏もボロボロでした(泣)
自分達がこの場に居ることを申し訳なく思い、なんとも言えない悲しい気持ちに。。昨日までの【やる気】は嘘のようにどこかに行ってしまい、早く終わらせてこの場を去りたくて仕方がなかった。
が、楽屋に戻ると他の出演者が優しく声を掛けてくださり、なんとか平常心に戻りました。
ギターをチューニングしたり、髪にムースをつけてサラサラにしたり、メンバーと『エアーリハーサル』などしてたら、あっ!と言う間に【まだ来てほしくない本番】がやってきました。
BLACKメンバー一同、スタッフの指示でステージの袖に待機。
【BLACK(ブラック)】
Vo.小林君
Gu.オレ
Gu.リョウ君
Dr.山口君
※Ba.タケっちょは盲腸(嘘)の為、欠席。
司会の人『次は本日最年少!山梨からはるばるやって来ました!BLACKの皆さんです。曲はオリジナルで「隣の兄ちゃん」どうぞー!』
俺の心の中の声(『え!盲腸の事、説明してくれてないじゃん!』)
ステージに行く前、速攻でVocalの小林君に『演奏の前に【盲腸の説明】のMCをやってよ!』と指示してステージに。
客席満員!数百人の視線にドキドキしまくりました。小林君のMCが終わり、いよいよ演奏。
リョウ君が弾くイントロからスタート!
→そして途中からドラムと俺が加わってのイントロ2。
すると、ここで『本日2回目のトラブル』発生!!!
なんと、Vo.小林君が、【イントロ2の途中】から【1番のAメロ】を唄い始めてしまったのですw
結果、ラストまでそのまま進み、唄が全体的にずれてメチャクチャになってしまいました。
楽器隊の俺たちも、(演奏しながら)Vocalに合図を送ったり、怒りで荒っぽくなっていたので、もはや【曲】では無かったと思います(苦笑)
★この日演奏した【隣の兄ちゃん】の歌詞はコチラ
楽屋に戻り、小林君を皆で責め、逆ギレした小林君はその場で脱退。ドラムの山口君も「俺も今回限りで。」と脱退。
最終的に俺とリョウ君の『ギターパート2人』だけが残るという、バンド名のごとく、まさに【ブラック】な展開のバンドになってしまいましたww
そんな重い空気のままw
楽屋を出て、客席で他の出演者の演奏を観ることにしました。
そこで以降のバンド人生を左右するような衝撃を受けることになります。
この話は次回に!
ちなみに、BLACKのGu.リョウ君とは、後にX(エックス)のコピーバンドや美翔華というバンドで一緒に活動。
※BLACKから3年後に結成するバンド『美翔華(ビショウカ)』。左上が俺で、右下がリョウ君。
Dr.山口君は、ベース&ヴォーカルにパートを転向し『OUTLAW』というカッコいいバンドを結成。2004年にメジャーデビューしています。以下デビュー曲のPV動画。
※ちなみに現在は解散し、山口君ソロで活動しています。
あっ、そうそう【Ba.タケっちょ】の当日無断欠席の理由ですが、翌日学校で聞き出したら
『気分が乗らなかったから』と。
今考えると、彼が一番ロックな精神の持ち主でしたw
続く。。
★お読みいただきありがとうございます!
是非とも読者登録/アメンバー申請 宜しくお願い致します。
※エグい・キワどい内容に関しては【アメンバー限定公開】にします。
★80年代バンドブーム(ホコ天・イカ天)/90年代V系(ヴィジュアル系)浸りだったTHOGOとはこんな人物。
【本日の思いつきキーワード(ピン!と来るものが御座いましたらコメントお願いしますっ!)】
バンドマンはもてる/洋楽/チャック・ベリー(Chuck Berry)/R&R(ロックンロール)/ザ・ベンチャーズ(The Ventures)
THOGO(トーゴー)です。
前回お話した『生まれて初めて結成したバンド『BLACK』の話』の後半を書きます★
という訳で、ライブ当日の話から続けます。
前夜にギターの弦を張り替えたり、鏡の前で動いてみたり、髪をいじったり、サインの練習とかしていたら朝になってしまいw
結局一睡もしないで家を出ました。
山梨→静岡だったので、メンバーとは【東花輪(JR身延線)】という駅で、6時半に待ち合わせ。すると、楽器やエフェクターケースを抱え、得意げに『バンドマン面』したメンバーが続々と集まってきました。
もうこの時点で【俺たちってバンドマンじゃん】っていう実感が湧き、最高な気分でしたね~!
が、ここで事件発生。
ベースの「タケっちょ」が待ち合わせの時間になっても来ません。
(当時携帯電話が無かったので)公衆電話から家の電話にかけても誰も出ません。
もう限界、電車が来る時間。メンバー皆、泣きそうになっていましたが、ここでリーダーだった俺が決断を。
『寝坊かもしれないから、1本電車を遅らせよう。それでも来なかったら、タケっちょ抜きで静岡に向かおう!』
で、次の電車が来るまでずーっと、公衆電話から電話。
でも応答なし。
そして、とうとう次の電車がやって来る時間に。
結局ベースの『タケっちょ』抜きで静岡に向かいました。初のライブ、しかも中学生だった俺たちには、かなりのダメージでした。電車の中では、皆のテンションが下がりまくり。。
そんな中でしたが、なんとか気持ちをひとつにし、2つの問題の対策を練りました。
①ベースが来られなくなった言い訳をどうしよう。
②ベース抜きでの演奏をどうしよう。
メンバーで、電車のBOXシートの方に移動し、緊急会議。
しかし、所詮中学生の頭脳。出した答えは
①は『盲腸(もうちょう)で来られなかった』
②は『片方のギターが6~3弦を使ってべースラインを弾く』
そうこうしているうちに、静岡に到着!駅を降りて、猛ダッシュで会場へ。なによりも先に、ベースが来られなかった言い訳をしなくっちゃとスタッフを探し、
俺『すみません!山梨のBLACKというバンドですけど。盲腸でベースが来られなくなってしまいました。』
スタッフ『(超笑顔で)あーそうですか!大丈夫ですよ!今日最年少ですので、頑張ってくださいネ!』
完全に嘘がバレている感じでした(笑)。が、言い訳が通ったことで肩の荷が下り、かなり楽になりました。
しかし、間もなくして更なる緊張が。
(生まれて初めての)リハーサルの時間がやってきました。
客席には出演者がいっぱい。皆が僕たちを見つめています。視線が刺さる感じで、超緊張しました。
スタッフ『それではBLACKさん、リハーサルをお願い致します』
Vo.小林君『(声震えまくりで)あの~、今日ベースが盲腸で来られなくなってしまったので、ベースが居ませんけど宜しくお願いしま~す。』
場内にいるスタッフ・出演者一同失笑。
肝心な演奏もボロボロでした(泣)
自分達がこの場に居ることを申し訳なく思い、なんとも言えない悲しい気持ちに。。昨日までの【やる気】は嘘のようにどこかに行ってしまい、早く終わらせてこの場を去りたくて仕方がなかった。
が、楽屋に戻ると他の出演者が優しく声を掛けてくださり、なんとか平常心に戻りました。
ギターをチューニングしたり、髪にムースをつけてサラサラにしたり、メンバーと『エアーリハーサル』などしてたら、あっ!と言う間に【まだ来てほしくない本番】がやってきました。
BLACKメンバー一同、スタッフの指示でステージの袖に待機。
【BLACK(ブラック)】
Vo.小林君
Gu.オレ
Gu.リョウ君
Dr.山口君
※Ba.タケっちょは盲腸(嘘)の為、欠席。
司会の人『次は本日最年少!山梨からはるばるやって来ました!BLACKの皆さんです。曲はオリジナルで「隣の兄ちゃん」どうぞー!』
俺の心の中の声(『え!盲腸の事、説明してくれてないじゃん!』)
ステージに行く前、速攻でVocalの小林君に『演奏の前に【盲腸の説明】のMCをやってよ!』と指示してステージに。
客席満員!数百人の視線にドキドキしまくりました。小林君のMCが終わり、いよいよ演奏。
リョウ君が弾くイントロからスタート!
→そして途中からドラムと俺が加わってのイントロ2。
すると、ここで『本日2回目のトラブル』発生!!!
なんと、Vo.小林君が、【イントロ2の途中】から【1番のAメロ】を唄い始めてしまったのですw
結果、ラストまでそのまま進み、唄が全体的にずれてメチャクチャになってしまいました。
楽器隊の俺たちも、(演奏しながら)Vocalに合図を送ったり、怒りで荒っぽくなっていたので、もはや【曲】では無かったと思います(苦笑)
★この日演奏した【隣の兄ちゃん】の歌詞はコチラ
楽屋に戻り、小林君を皆で責め、逆ギレした小林君はその場で脱退。ドラムの山口君も「俺も今回限りで。」と脱退。
最終的に俺とリョウ君の『ギターパート2人』だけが残るという、バンド名のごとく、まさに【ブラック】な展開のバンドになってしまいましたww
そんな重い空気のままw
楽屋を出て、客席で他の出演者の演奏を観ることにしました。
そこで以降のバンド人生を左右するような衝撃を受けることになります。
この話は次回に!
ちなみに、BLACKのGu.リョウ君とは、後にX(エックス)のコピーバンドや美翔華というバンドで一緒に活動。
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※BLACKから3年後に結成するバンド『美翔華(ビショウカ)』。左上が俺で、右下がリョウ君。
Dr.山口君は、ベース&ヴォーカルにパートを転向し『OUTLAW』というカッコいいバンドを結成。2004年にメジャーデビューしています。以下デビュー曲のPV動画。
※ちなみに現在は解散し、山口君ソロで活動しています。
あっ、そうそう【Ba.タケっちょ】の当日無断欠席の理由ですが、翌日学校で聞き出したら
『気分が乗らなかったから』と。
今考えると、彼が一番ロックな精神の持ち主でしたw
続く。。
★お読みいただきありがとうございます!
是非とも読者登録/アメンバー申請 宜しくお願い致します。
※エグい・キワどい内容に関しては【アメンバー限定公開】にします。
★80年代バンドブーム(ホコ天・イカ天)/90年代V系(ヴィジュアル系)浸りだったTHOGOとはこんな人物。
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バンドマンはもてる/洋楽/チャック・ベリー(Chuck Berry)/R&R(ロックンロール)/ザ・ベンチャーズ(The Ventures)