櫓炬燵 | Peek-a-Meow

櫓炬燵

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ようやく日の目を見ることができました。といっても布団の中なので、誰にも見えませんが。

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何のことかといいますと、まろにゃんさん ちの行列のできる櫓炬燵が羨ましくて、まろにゃんさんに頼んで骨董市で見つけた櫓炬燵を買ってもらった のがもう2年前。

【参考写真】まろにゃんさんちの行列のできてる櫓炬燵


ところがうほうほと我が家のネコズに差し出してみても、なんだか反応が薄い。「ふーん」みたいな感じ。角でグリグリニオイをつけたりはするけど、中にベッドを置いても「( ´゚д゚`)エー」みたいな感じで去っていく……。
というわけで、悲しいかなせっかくの櫓炬燵は、「ココなら入るかな?」という場所を転々とした挙句、最終的にはエンの王国(クローゼット上段)にしまいこまれておりました。

ところが最近、私の股関節に異常が起きまして、いきなり痛んだり、がっくし力が抜けちゃったりするようになったのですね。いろいろ考えたんですが、原因は「布団の中は好きだけど布団が自分の体にかかるのは好きじゃない」お嬢様を寝かせるために、夜通し膝を立ててお嬢さんを下に寝かせたり、身体を折り曲げて空間を作って寝たり、そういうことをしているからだろう……と思ったわけです。
しかしながら、夜寝る時に私が横になるとすっ飛んできて、嬉しくてフミフミしながらヨダレたらしちゃうほど喜んでくれるエンに、いまさら「こたつで寝なさい」とも言えない私。

そこで思い出したのが櫓炬燵であります。
布団の中にこれを設置したら、これで寝てくれないか?そうすれば私は好きな姿勢で寝られるし、エンも一緒の布団で寝られるし、万々歳じゃないか!

というわけで、一体感を強調するために、猫ベッドではなくフラットな座布団を用意。それを対角線?にはめ込んで広めに座面を作ってみると……。
入った。入った!ヽ(゚∀゚)ノ……けど、すぐ出てきたーっ!(´Д⊂ヽ
そう、どうしてもすぐ出てきちゃうんですね。
やっぱりどうしても我が家では行列のできる櫓炬燵は夢のまた夢なのか……(´・ω・`)

その時、何でしょうね、ふと思ったのですよ。
「さかさまにしてみるか」
と。

櫓炬燵は、通常下がぽっかり四角に空いていて、上が格子のようになっていて上に布団を載せたりするわけですが、うちの猫は「ふかふか」があまり好きではないタイプなので、ひょっとしたらクッションやベッドを置いた上に乗った時の下の空間と木枠の段差でできる「ふかふか」とする感じがイヤなんじゃないかと思ったのです。
だから、さかさまにして格子の上にクッションを置いてみた。
そうしたら、恐る恐る乗ってみたエンが、「ああ、これならまあいいわ」とばかりに、上に載って箱を組んだじゃないですか!
というわけでいそいそと櫓炬燵を私のベッドに運び込んで、いそいそとエンを呼びよせて、撫でて撫でて撫でて満足したころに櫓炬燵にほれほれと入れてみたら、そのまま毛づくろいを始めるエン。
いやっほーっ!!!私の股関節の健康は守られたぜ!!!←心の声

というわけで、2年越しとなりましたが、あの日の櫓炬燵はとうとう我が家で日の目を見ましたよ、まろにゃんさん!
※但し、場所がエン限定の場所に設置されましたので、行列ができることはなさそうです(´・ω・`)