6月4日が誕生日の有名人 | すずきふみよしの「星の音を聴く」

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読むこととはすなわち聴くこと。耳を傾けること。
ホロスコープから「聴いた」ものを、そして感じとったものを、日々丹念に言葉にしていきます。

6月4日が誕生日☆和泉元彌
双子座14度「物理的な空間や社会的な差異に橋を架けるため、二人の男がテレパシーで通信している」
向上心にもとづき、名声を伴った社会的な役割を演じて個の実現を図った13度の次は、他者とのより深い心の交流を求める度数。「肉体的な存在の限界を超越する受容能力」

11度の「新しく開かれた大地」に足を踏み入れた際、開拓者がまず突きつけられたのは過去の清算だった。それをすませ、新天地のなかでみずから率先垂範して開拓者精神を披露したのちに、今度はその地独自の、新たなコミュニケーションのあり方を追求する必要が生じる、ということである。

シンボルをそのまま、なおかつ今日的に解釈すれば、ネットでつながった現在の世界はまさに「物理的な空間や社会的な差異」に見事に「橋」が架けられた状態だ、とは言えるだろう。言わば心と心のピアツーピアが実現されていて、「新たなコミュニケーションのあり方」の基盤は、たしかにできている。

一方でルディアは、この「開拓者」がここで直面している問題について「超越の技法」と呼びながらも、この状態を「実体のない申し立てや自己欺瞞といった混乱や不具合をもたらすことは明白だ」としている。橋が架けられたことをただ楽観視して、手放しで喜ぶわけにはいかないわけだ。

6月4日が誕生日で太陽が双子14度の人物としてほかに、新井薫子、中原昌也、納見佳容、半田健人など。

13度では犬養毅、ロザリンド・ラッセル、梓みちよ、庄司陽子、アンジェリーナ・ジョリーなど。