うめぼしのうた2011-03-04 15:00:11テーマ:シ二月三月花ざかり、うぐひす鳴いた春の日のたのしい時もゆめのうち。五月六月実がなれば、枝からふるひおとされて、きんじょの町へ持出され、何升何合はかり売。もとよりすっぱいこのからだ、しほにつかってからくなり、しそにそまって赤くなり、七月八月あついころ、三日三ばんの土用ぼし、思へばつらいことばかり、それもよのため、人のため。しわはよってもわかい気で、小さい君らのなかま入、うんどう会にもついて行く。ましていくさのその時は、なくてはならぬこのわたし。 芳賀矢一