最近、地デジ対応テレビが安くなってきましたね。
32型液晶テレビでも5万円以下で買えるものもあります。
しかも、来月からはエコポイントが半分になってしまいますから今月のうちに買う方がお得ですね。
ところが、一つだけ大切なことがあります。
それは、地デジ対応テレビを買うだけではデジタル放送は見られないことがあるんです。
つまり、地デジを見るにはテレビに正しいアンテナを繋がないと見られないのです。
「そんなの知ってるよ!」と言われるかも知れませんが、案外詳しい内容を知らないことが多いようです。
例えば東京で、今まで見ていたテレビのアンテナ線を地デジ対応テレビに接続してもほとんどの場合地デジの放送は見られません。
それは、地デジの放送はUHF電波を使って行われているためです。
今まで、MXテレビや放送大学などのUHF放送を見ていた方は、そのままで地デジ放送を見ることができますが、そうでない方は、UHFアンテナを新たに設置しないといけないのです。
しかも、このアンテナを屋根の上に付ける工事が5万円以上かかることが多いのです。
それも、東京の都心部のような電波の強い所ならば、自分でアンテナを買ってきて付けても受信できるかも知れませんが、地方の電波の弱いところでは、地デジチェッカーと呼ばれる測定器を使って調整しないとデジタル放送を見ることができません。
そのため専門の電気屋さんにアンテナ設置をお願いしないといけなくなります。
ところが、最近エセ電気屋さんがあって、チェッカーを持たずにアンテナ工事をすることがあるんです。
こういう電気屋さんに当たると大変です。
本当は電波が十分届いているのに「この地域は電波が弱いからテレビは見えないからデジサポ
へ電話して調査してもらってください。」とアンテナ設置料金だけしっかり取って帰ってしまうんです。
ところが、デジサポ
に電話すると「お宅では電波が十分届いているからアンテナを正しく設置してもらって下さい。」と言われて困ってしまうことになります。
これは、最初に選んだ電気屋さんが間違いなんです。
実は家電量販店のような大きい電気屋さんに頼んだ時ほどこのエセ電気屋さんに当たることが多いので困ったものです。
つまり、家電量販店はテレビを売っているだけでアンテナ工事をするのは、提携している地方の電気屋さんなんですが、この電気やさんは、必ずしもテレビのアンテナ工事ができるわけではないのです。
テレビのアンテナ工事というのは、簡単なようで意外と難しいんです。
それは、アンテナを電波が来る方向に向けるだけで必ずしも電波が受信できるわけではないからです。
電波が弱い地域では、アンテナを設置する場所や高さを最適にしないとうまく受信できませんし、ブースターでもいろいろな種類があってある程度の知識を持っていないとうまく設置できないのです。
また、アンテナも従来のUHFアンテナではうまく受信できずに地デジ専用アンテナに変える必要がある場合もあるんです。
こういう時に頼りになるのが「地デジ工事組合 」です。
ここに依頼をするとまず無料で電波調査をしてくれて見積りを出してくれます。
しかも、今ならキャンペーン価格で格安でアンテナ工事を引き受けてくれます。
もしも、地デジテレビを買ってもデジタル放送が見られないときは「地デジ工事組合 」に一度連絡してみてください。
■追記(2010年12月22日)
先日ご質問がありましたが、現在ケーブルテレビに加入されている方や共同アンテナ(地域共聴やビル陰共聴)で受信されている方は、アンテナを付けなくても受信できます。
ただし、地デジになることで廃止になる共聴設備もありますのでご注意ください。
特にビル陰共聴は、地デジ化によりアンテナ受信が可能となり、廃止になる場合が多いようです。