原発を爆発させた東京電力をかばうつもりはない。
でも下記のグラフを見たら、今更放射能汚染から逃げ惑うのがばかばかしくなる
1950~1960年代を中心に、非常に多くの核実験(原水爆実験)が大気中で行われました。その際、核爆発によって生じた放射性物質が大量に環境中に放出され、その中でも比較的寿命(半減期約30年)の長い放射性物質であるストロンチウム90やセシウム137が現在でも環境中に存在しています。
このような核実験で放出された放射性物質は成層圏まで達し、放射性降下物(フォールアウト)として空から落ちてきます。下のグラフは青森市での放射性降下物のうち、ストロンチウム90(Sr-90)とセシウム137(Cs-137)の年間降下量の変化です。
http://www.aomori-hb.jp/ahb2_08_t01_term.html
財団法人 環境科学技術研究所のHPより
桜井よしこ氏が以下のようなレポートを書いている。
「ガン発生率が35%も高い」 ウイグル医師が語る「中国核実験」の惨状
3月18日、東京・千代田区の憲政記念館で、シンポジウム「シルクロードにおける中国の核実験災害と日本の役割」が日本ウイグル協会主催で開かれた。
新疆ウイグル自治区(東トルキスタン)での中国の核実験の惨状をいち早く突き止め、世界に発信したウイグル人医師のアニワル・トフティ氏、札幌医科大学教授で放射線防護学を専門とし、昨年夏、『中国の核実験』(医療科学社)という衝撃の書を出版した髙田純氏らが登壇した。
中国の弾圧に苦しむチベット人も含めて、約200名が集った同会では、1964年から96年までに東トルキスタンのロプノルで46回の核実験が行われ、少なくとも19万人以上が死亡、129万人以上が被爆したことが発表された。