5.15(日)NO NUKES Peace DEMO ;2つの賛同募集 | 脱原発の日のブログ

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12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)


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5月13日いわき市長への申し入れ賛同募集


5月15日に開催される
「NO NUKES! PEACE DEMO in Iwaki, FUKUSHIMA  
さよなら原発 放射能汚染のない平和な未来を求めるパレード!」
http://nonukesmorehearts.org/?page_id=462
の関連アクションとして
いわき市長へ2つの申し入れをします。
賛同個人、賛同団体を募集しています。

◆いわき市長への申し入れ
日時:2011年5月13(金) 13:30~
場所:文化センター /いわき市平字堂根町1-4
(時間、場所ともに、フライヤー掲載情報から変更になりました)
<申し入れの内容>
㈰福島第一原発の事故による放射能汚染から子どもたちを守るための要望。
㈪「東京電力福島第一、第二原子力発電所の10基、すべての廃炉」を、
いわき市より東京電力に要請すること。

◆賛同はメールにてお願いします。
2つの申し入れはそれぞれ別に賛同の集計をいたします。
募集締め切りは2011年5月12日正午です。

「㈰福島第一原発の事故による放射能汚染から子どもたちを守るための要望」への賛同→
iwakiaction_mamanokai●yahoo.co.jp (●を@に差し替えて送信ください)
「氏名、団体名」「都道府県」「メールアドレス」を明記の上
メールタイトルに「子供賛同」と記入して送信してください。
集約団体:いわきアクション!ママの会

「㈪東京電力福島第一、第二原子力発電所の10基、すべての廃炉」への賛同→
nonukesmorehearts●yahoo.co.jp (●を@に差し替えて送信ください)
「団体名」「都道府県」「メールアドレス」を明記の上
メールタイトルに「廃炉賛同」と記入して送信してください。
集約団体:NO NUKES MORE HEARTS

◆以下要望書本文になります。



㈰福島第一原発の事故による放射能汚染から子どもたちを守るための要望

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いわき市長 渡辺敬夫殿


<要望の趣旨>
東京電力福島第一原子力発電所の事故による環境の汚染から大切な子供たちの健康を守るため、
いわき市行政による子供たちへの手厚い対応を要望いたします。


㈰福島第一原子力発電所敷地内での事故処理のための無断のドライ及びウエットベントの禁止。ベントの6時間前には
必ず学校、幼稚園、保育所、児童施設に連絡をすることを東京電力に厳しく申し入れることを実行してください。
(無防備な子供たちの被ばくを防ぐため。家庭への連絡はそれぞれの施設から必ずすること。)

㈪学校、幼稚園、保育所、児童施設、それぞれに1台のガイガーカウンターの設置と、保護者が日々それらの施設での
放射線量を確認できるしくみづくりを実行してください。

㈫子供の放射線許容量を非常事態の年間20ミリシーベルトではなく、平常時あるいはWHOの規定を参考にいわき市
独自の規定を決定し、それに基づいての子供への様々な対応を実行してください。

㈬万が一の原発での爆発事故、爆発回避のための急なベントに備え、子供のための各施設でも、速やかに安定
ヨウ素剤を服用し被ばくを防げるよう、各施設でのヨウ素剤の備えを実行してください。


㈭給食で使用する水および材料の産地と放射線量の情報を明確に公開し、言葉だけの安全ではなく、
データーに基づいた安全と安心を子供たちと保護者に提供してください。
また、汚染された環境や行政の対応への不信から、弁当持参の希望者には、これを認め、選択の自由を認めてください。

㈮登下校時の安全のための服装の徹底の呼びかけを実行してください。マスク、レインコート、帽子の着用など家庭での
呼びかけはもちろんですが、行政としての呼びかけを徹底してください。

㈯プール、運動会など季節ごとの行事への細かい注意と配慮を促がし、子供たちの被ばく量をこれ以上増やさない努力をしてください。
校庭の土の入れ替えなどの除染作業と施設の外壁の洗浄など、速やかに対応できるよう準備をしていてください。

㉀通学路の危険ゾーンである下水道泥水の線量チェックと、高い線量の泥水の除去作業を実行してください。

㈷国立がんセンター提案の放射線量測定バッジを高校生以下の子供たち一人に一つ配布してください。
子供たちは現在も非常に無防備に過ごしています。放射線への知識の不足や、危機感の不足から将来、
大きな病を抱えることがないように、今の環境を冷静に認識し、身を守ることを実感しながら暮らせるよう行政から子供たちへの
対応として測定バッジを配布してください。

㉂様々な対応をしても、どうしても線量の高い0.6マイクロシーベルト以上の児童施設については閉鎖し、学童疎開を実行し、
子供たちの命を守ってください。

私たちは、いわき市内在住の未成年の子供たちを持つ母として、今回の事故による環境汚染に大きな悲しみを感じています。
きれいな空気、大地、海に恵まれたいわきの土地での子育てが、原発事故以来、真逆の環境に一変してしまいました。
汚染された空気や水の中で、深呼吸することもままならない環境の中で子供を育てることは大変に厳しい試練です。
この先、何年もの長きにわたって、この状況が続くことを思うと、その中で成長する子供たちの健康が心配でなりません。
親として子供たちの心身の行く末に誠実に向きあい、ほんの少しでも良い方向に進んでいけるよう努力いたします。
そのような環境、状況の中、保護者のいない場所でも子供たちが安心して活動できますよう、いわき市行政の手厚い対応を
お願いいたします。


2011年5月13日

いわきアクション!ママの会!


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㈪東京電力福島第一、第二原子力発電所の10基、すべての廃炉の要望

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いわき市長 渡辺敬夫殿


<要望の趣旨>
東京電力福島第一・第二両原子力発電所の10基の原子炉の廃炉措置を、いわき市より東京電力へ要請してください。

3月 11日に発生した東北地方太平洋沖地震とこれに伴う津波による、福島第一・第二原子力発電所の事故において
未曾有の被害が起きています。
外部電源及び非常用電源の喪失に伴う冷却材喪失事故に際して東京電力の初期対応が失敗した結果、水素爆発、
炉心溶融が引き起こされ、水蒸気爆発の可能性を含めた危機がいまだに続いています。それらの事故よる環境への
放射能汚染はいまだに続いており、人々の健康や生活、産業に被害をもたらしています。

また、放射性廃液を海に放出した事による海洋汚染も世界的にも前代未聞、いわき市や福島県のみならず、将来的には
日本全国そして広く太平洋に被害を拡大することでしょう。
この放射能汚染は万全の体制をとれば避けられたことで、明らかに「人災」です。

この事態の責任はあくまでも事業者である東京電力や、原子力政策を推進してきた政府にあります。
しかしながら、近隣の自治体もこうむる放射能汚染にはしっかり発現していく必要があると思います。
いわき市内にも、放射能汚染の深刻な場所があり、その除染は大きな問題となりましょう。

福島第一原発の廃炉を求める要望書を、いわき市議会から東京電力に提出したと聞きますが、これでは到底市民の支持は
得られないのではないでしょうか。第二原発も地震直後に電源喪失となり相当に深刻な事態に至りました。機器設備の徹底
した調査と今回の事態を受けた新たな耐震安全強化に基づく安全評価を行わずに運転再開はないでしょう。それよりも増して、
今回の事故は幾重もの安全対策が崩壊した事実があり、炉心溶融事故の可能性のあるところではいずれこの事故が起きる
のだということを示しました。

また私たちは、放射能汚染に関する国や県や市の「安全キャンペーン」に対しても疑問を抱いています。特に小中学生の放射線
被曝限度量を非常事態の年間20ミリシーベルトとする、国の非道ともいえる対策に倣うのは言語道断、これでは子供たちの
将来の健康影響が心配でなりません。人体実験をしているのではないかと疑惑を抱く市民も大勢います。
いわき市民をはじめ関東圏では、行政からの指示を信頼せずに保障もないまま、独自の判断で自費による避難生活をしている
人々も多くいます。この度の原子力発電所の事故による市民へのさまざまな影響は、語りつくせません。

このようなことを二度と繰り返さないためには、福島第一・第二の全ての原子炉を廃炉にする以外道はありません。
なお、東海地方の浜岡原子力発電所は、老朽化と東海地震の懸念などがあり、3月に近隣の伊勢市の鈴木健一市長が
中部電力に「稼動停止」の申し入れをしています。これは福島第一原発の事故を教訓にした行動でもあります。

国の政策に従う自治体ではなく、市民の健康と生活の充実の為の自治体でなければなりません。
いわき市民のみならず、日本全国、世界中がFukushimaといわき市の動向に注目している今、いわき市長には毅然たる
判断と態度で、今後の対応をして頂きたい。
以上の趣旨から、「東京電力福島第一・第二両原子力発電所の10基の原子炉の廃炉措置を、東京電力に要請すること」を
私たちは切に要望いたします。


2011年5月13日


NO NUKES MORE HEARTS(ノー ニュークス モア ハーツ)
主宰:篠藤 操


《賛同団体》

原子力資料情報室 (2011年5月9日現在)

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