moA吉祥寺店でHarrows×TAITOコラボのWeaponシリーズの新作2種を試投してきました。
どちらも違った個性を持ついいバレルでした。

◎Harrows Weapon DAGGER
全長42.0mm×最大径7.5mm×バレル重量16.5g 80%Tungsten

世界及び日本のダーツ市場で圧倒的シェアを誇るHarrowsが、TAITOとのコラボで送る日本限定バレル!!
日本市場を研究したバレルデザイン&80%タングステンで脅威の低価格を実現したハイコストパフォーマンスアイテム!

プレーンなスクエアカットと、進行方向にエッジをつけたスクエアカットをバランスよく配置。
程よいグリップ感と重心バランスにより、オールマイティな扱いやすいバレルです。
※「ダガー」とは突き刺す・投げることに向いた両刃の短剣。
携帯性に優れ、扱いやすいため補助用武器として使用された。


ということでミッドサイズで太めのトーピードモデル。
形状から想像したとおり、結構な以前重心でセッティングセンターな感じです。
スクエアカットとウィングカットの組み合わせはHarrowsでは初めてじゃないかと思うのですが、なかなか好ましいグリップ感です。

形状なりにグリップすると、当然重心後ろめのカット部分を持つことになるのですが、テーパーがナチュラルなので、押して飛ばすよりも自然なスイングで飛ばしてあげると気持よく飛んでくれました。
前重心の割にはドロップも少なく、好印象なバレルです。

すっと離す時のバレルへの力の伝達が絶妙な感じですね。


◎Harrows Weapon LANCE
全長40.0mm×最大径7.3mm×バレル重量16.5g 80%Tungsten

世界及び日本のダーツ市場で圧倒的シェアを誇るHarrowsが、TAITOとのコラボで送る日本限定バレル!!
日本市場を研究したバレルデザイン&80%タングステンで脅威の低価格を実現したハイコストパフォーマンスアイテム!

フロント部分の緩やかな絞込みにすることで、2投目、3投目が弾かれる ことなく滑り込むように設計。
後方部分はグリップポジションを明確にし、押し出せるカットを配置。
※「ランス」とは中世の騎兵が使用した槍の一種。
突進して突き刺すことに優れた武器で、騎士を象徴する武器としても有名。


引退はしてしまいましたが、ツール・ド・フランスの始まるこの時期にランスと言うバレルを出してくるなんてニクイねHarrows(多分違う)。

長さ、太さ、そしてテーパーと、これは合わないはずがない、という第一印象のバレルでしたが、やはりいいですねぇ。
素直にスイング+若干のプッシュで気持よく投げられるバレルです。
重心的にはどセンターですのでセッティングでやや後ろになります。
後ろのテーパーを持つことで自然にグリップが決まり、別に押すとか何とか考えなくてもスイングの軌道にのせてあげれば、素直にバレルを押して投げ出せるバレルですね。

個人的にはテーパー後ろのカットがマイクロカットとかもう少し存在感があるカットでもいいんじゃないかと思いましたが、今のままでも十分におすすめできるバレルです。
この形状は本当に増えてきていて、ことごとく自分のお好みだったりもするのですが、TrinidadのChavez、GROOVEIGHTのRhythm、Gomez2、3を考慮に入れている人なんかはぜひ投げ比べてみても損はないと思います。
それくらいのポテンシャルのあるモデルですね。


それにしてもタングステン80%でここまでのモデルをこの値段で出してこれるHarrows。
ほんとに恐るべし。