身元保証ビジネスの闇?(その3) | シニアライフの「常識」を斬る!?

シニアライフの「常識」を斬る!?

成年後見とか、遺言とか、介護とか・・・

 疑問が尽きない「き○○の会」の財務。

 

 次は単年度の収支を見てみましょう。

 

 そんなに難しい話はしませんよ。

 

 

 平成21年度の経常収入は 349,910,768円

 

 ここから寄付金収入などを除いた「事業収入」263,777,423円

 

 事業収入の内訳は、

 

 情報提供及び相談事業     206,300円

 身元保証人引受事業     9,271,250円

 生活支援事業        170,227,492円

 死後手続・葬送支援事業   68,053,411円

 墓地管理事業         16,018,970円

 

 ざっくり言うと、生きてる人のための事業(身元保証と生活支援)の収入が3分の2で、亡くなった人のための事業(死後手続・葬送支援と墓地管理)が3分の1というバランスです。

 

 では支出の方を見てみましょう。

 

 平成21年度の経常支出328,097,177円

 

 ここから地代家賃などを除いた「事業支出」230,257,459

 

 事業支出の内訳は、

 

 情報提供及び相談事業    5,418,948

 身元保証人引受事業          0

 生活支援事業         1,202,875

 死後手続・葬送支援事業 216,745,140

 墓地管理事業         6,890,496

 

 なんと事業支出の97%、22千万円以上の金額が、亡くなった人のための事業に費やされています

 

 ちなみに、死後手続・葬送支援事業の支出の中には、「給与手当・賞与・契約手数料」という費目があり、これが 133,802,628円にものぼっています。

 

 金額の大きさもさることながら、「給与手当・賞与」と「契約手数料」がひとつの費目にまとめられているのも不可解。

 

 そう言えば、先日某地域包括支援センターで行われた説明会では、テレビによく出ている専務理事さんが「最初は墓石屋がお客さんのために始めた事業だった」と言ってましたが・・・

 

 見れば見るほど、「なんだかなぁ」です。

 

 

 言っときますが、根拠のない誹謗中傷は一切していません。

 

 すべて、「き○○の会」自身が内閣府に届け出た資料に記載されている数字に基づいてお話をしておりますので、その点はくれぐれも誤解なきようお願いいたします。

 

 (おしまい)

 

 

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