世界は一部の先進国と大多数の貧しい国で構成されています。幸いにして多くの日本人は日本がどうして先進国なのか、その理由を気にすることもなく暮らしています。そしてそれが普通のように、自分のやりがい、自分のいきがい、自分の考えること、自分の納得したこと、精神的に豊かな自分の気に入ったライフ・スタイルを大切にしたいと思っています。
それを当たり前と考えるか、恵まれたことだと考えるか、その判断力が将来を決めていきます。それにしても、楽しく暮らすとは、何かを得るとか、達成するとかよりも、そのプロセスにあり、楽しい暮らしの決定的な要因になっています。それを忘れて、やりがい、いきがい、自分の考え、自分の納得を求めても迷路に迷うこむだけです。
プロセスの変わって行く過程を楽しめる力は、目標がないと身につくことはありません。楽しく暮らす最大の秘訣は、大小に関係なく夢を描いて、本気で取り組みことです。本気になれないのは、無理だと思ってしまうからですが、冒頭に書いたように、何かを得るとか、達成することが重要なわけではないのです。
なぜなら楽しむことは先のことでも過去でもなく、いまこの瞬間の問題だからです。楽しむことは想像ではなく現実の、つまり行動の恩恵なのです。
自分の夢は想像なのか、現実なのか、夢に力を与えるのは、現実に引き込む力です。念じて可能になることではなく、日々の自分の行動で少しずつ引き込んでいくことなのです。
