橋下知事「国歌斉唱で起立しない教員は免職」 | pink's blog - 学校じゃ教えてくれない経済学

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橋下知事が「国歌斉唱で起立しない教員は免職」と発言。波紋を呼んでいる。早速、本件を、学校じゃ教えてくれない経済学的に解読してみる。



君が代不起立「複数回で免職」 橋下知事が処分条例案
地域政党「大阪維新の会」の府議団が提出をめざす君が代斉唱時に教員の起立を義務化する条例案について、同会代表の橋下徹知事は17日午前、同条例案とは別に、教員の処分基準を定める条例案を9月府議会に提出する方針を明らかにした。教員が不起立を繰り返せば、懲戒免職処分にできるルール化を目指す。
朝日新聞 2011年5月17日 13時13分

よく考えてほしい。今日まで、これだけ人気を集めて来た演技派で頭の良い橋下徹が、そんな簡単に下手を打つだろうか?と。こんな発言をすればブーシングが飛ぶことは容易に想像できるはずである。それでも発言した。つまり、ブーイングが来ることなんて計画通りのはずである。わざとなのである。ならば、橋下徹の狙いは何なのだろうか。

それを探るために、橋下氏が、これまで進めて来た政策や行動を、簡単にまとめみる。

・公務員改革
・行政改革
・道州制
・外国人参政権に賛成

などである。中でも、一番最初に着手して国民の人気を集めたのは「公務員改革」だ。断固たる姿勢で公務員を叩いてきた。府の財政が危ういとして行財政改革を進めてきた。もちろん、それ自体は悪いことではない。

しかし、思い出してほしい。

何年か前に、同じ戦略で国民の支持を得た男がいるではないか。小泉純一郎だ。橋下徹の既成体勢を叩き、マスコミを利用して国民の人気を集める方法は、「自民党をぶっ壊す」と言いマスコミを見方につけて国民を騙して郵政民営化法案を成立させた方法と同じ方法と同じである。騙される国民も悪いのでお互い様ですが

もちろん、今なら、多くの方が知っている。郵政民営化はアメリカに郵便貯金を明け渡すことが真の目的であったことを。

当時、小泉純一郎がわざと批判を受けてまで継続した行為は何かというと靖国参拝。批判を受けてまで靖国参拝をすることで「愛国心がある、日本を愛している」というイメージを国民に植え付け、まさか裏で統一教会や在日組織と繋がり、アメリカに郵政資産を渡すことが真の狙いであるとは国民に思わせないようにカモフラージュしたのでした。

そして今、橋下徹の愛国心パフォーマンスが国歌斉唱。今回の国歌斉唱発言は本来の狙いはここなのではないでしょうか。

さあ、仕込みに、仕込んで、その仕込んだ果てに何をするんだろうか

きっと、こう来る。

脱原発。賛成か、反対か

『日本政府が原発推進しても、関西州は原発を中止する。日本を変える。関西から変える。』

誰もが「賛成」を投じるであろうことを争点にして票を集め議席を確保して、道州制、外国人参政権など、他の法案を通す。小泉純一郎の「郵政民営化。賛成か、反対か」で票を集め郵政法案以外の法案も議決していった方式と同じです。

【追記】冒頭の画像は、2011年12月7日、大阪府立体育会館にて行われた亀田兄弟のWBAスーパーフライ級タイトルマッチの試合前に国歌斉唱する橋下徹の姿を後日アップしたものです。何年か前に、小泉純一郎が貴乃花の相撲の試合で「感動した!」としたパフォーマンスを思い出しますね。

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1. 橋下知事「国歌斉唱で起立しない教員は免職」
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