菅総理・細野補佐官・斑目委員長・中村幸一郎審議官ー真実を語っていないのは誰か? | 中川秀直オフィシャルブログ「志士の目」by Ameba

菅総理・細野補佐官・斑目委員長・中村幸一郎審議官ー真実を語っていないのは誰か?

秘書です。

政権は原発事故当初からメルトダウンがおきていると認識していたにもかかわらず、メルトダウンがおきていないことにして対応していたのではないか?この誤った対応が「海への罪」「大地への罪」になったのではないか、との疑惑です。

菅総理・細野補佐官、斑目委員長、中村幸一郎審議官の中で、真実を語っていないのは誰でしょう。

そして、真実を語ったために「更迭」か、との憶測が流れたのは誰でしょう。


首相「国民に言ったこと根本的に違っていた」
(2011年5月21日08時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110520-OYT1T00964.htm
 菅首相は20日の参院予算委員会で、東京電力福島第一原子力発電所で起きたメルトダウン(炉心溶融)が約2か月後に判明したことについて、「私が国民に言ったことが根本的に違っていた。東電の推測が違うことに政府も対応できなかったという意味では大変申し訳ない」と陳謝した。
 また、東日本大震災の本格復興に向け野党が今国会提出を求めている2011年度第2次補正予算案について、「緊急に必要ということであれば、国会を開く中で進めたい」と語り、今国会提出の可能性を示唆した。与野党内に首相退陣を求める声があることについては、「大震災(の復興)という中で責任を放棄するわけにはいかない」と強調した。
 韓国の国会議員が北方領土の国後島訪問を計画していることに関し、「事実関係を確認中だ。確認された場合にはきちっとした対応を取る」と述べ、事実が確認され次第、抗議する考えを明らかにした。

→待ってください!なんでもかんでも東電の責任にして逃げ切りをはかるのはひどすぎる!斑目委員長、保安院の進言をあなたはなぜ却下したのか?(それとも聞いていないというのか?)

→そして、総理に進言すべき立場の細野補佐官。メルトダウンは「想定外」だった説を主張。嗚呼、細野さんあなたまでが・・・!

1号機メルトダウン「想定外」~細野補佐官
< 2011年5月14日 6:57 >日テレニュース24
http://news24.jp/articles/2011/05/14/07182715.html

 福島第一原子力発電所1号機で、燃料棒が溶け落ちる「メルトダウン」が起きていたことについて、細野首相補佐官は13日、事故対策統合本部の会見で「想定外だった」と述べ、事故の収束に向けた工程表を見直す考えを示した。

 福島第一原発1号機では、燃料棒が溶け落ちたことで原子炉圧力容器に穴が開き、冷却のための水が漏れ、格納容器からも漏れているとみられている。

 「(燃料が)溶融しているだろうと思っていたが、下の方にほぼ全てが集まっている状況までは想定していませんでした」-細野首相補佐官はこのように述べ、認識が甘かったと認めた。今後、圧力容器のデータが正しく計測されているかを検証し、17日に工程表の見直しを発表する考え。

 一方、「東京電力」は13日、1号機で放射性物質の飛散を防ぐ新たな取り組みを始めた。原子炉建屋の周りに鉄骨を組み、ポリエステル製のカバーで覆う計画で、周辺の敷地を整備するなど準備が行われている。早ければ、来月からカバーの設置工事を始めるという。

→次に、斑目委員長

原子力安全委委員長:事故発生数日後に炉心溶融の可能性を認識
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=a5SomtfLysDw
 5月16日(ブルームバーグ):原子力安全委員会の斑目春樹委員長は16日の衆院予算委員会で、福島第一原子力発電所事故で炉心溶融の可能性を認識したのはいつかとの質問に対し、「3月11日の事故発生数日後に可能性は認識していた」と述べた。社民党の阿部知子氏の質問に答えた。
 斑目氏は「3月28日に2号機の地下で高濃度の放射能汚染水があることが分かったときに確信に変わった」と述べた。
 東京電力の清水正孝社長は1号機の炉心溶融を認識したのはいつかとの質問に対し、「先月に原子炉建屋に人間が入って、原子炉の水位の状況が分かった時点だ」と答えた。

→首相官邸には、メルトダウンの可能性、確信、認識を伝えていないとすれば職務放棄ではないのか?そして、メルトダウンの可能性、確信、認識を斑目委員長から聞いていたとすれば、細野補佐官はウソをついていることになる。ウソをついているのは斑目委員長か?細野補佐官か?

→そして、原子力保安院は、震災当日に炉心溶融Z(メルトダウン)を予測していた!そして、首相に説明していた!ウソをついているのは原子力保安院か?細野補佐官か? 


炉心溶融を震災当日予測 応急措置まで半日も
2011/03/28 08:20 共同通信
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032701000673.html

 東京電力福島第1原発1号機から蒸気が放出したことについて、記者会見する原子力安全・保安院の八木雅浩・事故故障対策室長(手前)ら=12日午後、経産省
 経済産業省原子力安全・保安院が、震災当日の11日夜、東京電力福島第1原発事故に関して、3時間以内の「炉心溶融」を予測していたことが27日、分かった。また翌12日未明には放射性ヨウ素や高いレベルの放射線を検出、原子炉の圧力を低下させる応急措置をとる方針が決まったが、実現するまでに半日も要した。政府文書や複数の政府当局者の話で判明した。

 溶融の前段である「炉心損傷」を示すヨウ素検出で、政府内専門家の間では危機感が高まり、応急措置の即時実施が迫られる局面だった。

 しかし菅直人首相は12日早朝、原子力安全委員会の班目春樹委員長と予定通り現地を視察。政府与党内からは、溶融の兆候が表れた非常時の視察敢行で、応急措置の実施を含めた政策決定に遅れが生じたとの見方も出ている。初動判断のミスで事態深刻化を招いた可能性があり、首相と班目氏の責任が問われそうだ

 政府原子力災害対策本部の文書によると、保安院は11日午後10時に「福島第1(原発)2号機の今後のプラント状況の評価結果」を策定。炉内への注水機能停止で50分後に「炉心露出」が起き、12日午前0時50分には炉心溶融である「燃料溶融」に至るとの予測を示し、午前3時20分には放射性物質を含んだ蒸気を排出する応急措置「ベント」を行うとしている。

 保安院当局者は「最悪の事態を予測したもの」としている。評価結果は11日午後10時半、首相に説明されていた

 この後、2号機の原子炉圧力容器内の水位が安定したが、12日午前1時前には1号機の原子炉格納容器内の圧力が異常上昇。4時ごろには1号機の中央制御室で毎時150マイクロシーベルトのガンマ線、5時ごろには原発正門付近でヨウ素も検出された。

 事態悪化を受け、東電幹部と班目氏らが協議し、1、2号機の炉内圧力を下げるため、ベントの必要性を確認、4時には保安院に実施を相談した。また菅首相は5時44分、原発の半径10キロ圏内からの退避を指示した。

 だが東電がベント実施を政府に通報したのは、首相の視察終了後の8時半で、作業着手は9時4分。排出には二つの弁を開く必要があるが、備え付けの空気圧縮ボンベの不調で一つが開かなかった上、代替用の空気圧縮機の調達に約4時間を費やし、排出が行われたのは午後2時半だった。

 与党関係者は「首相の視察でベント実施の手続きが遅れた」と言明。政府当局者は「ベントで現場の首相を被ばくさせられない」との判断が働き、現場作業にも影響が出たとの見方を示した。

 政府に近い専門家は「時間的ロスが大きい」とし、ベントの遅れが海水注入の遅延も招いたと解説。1号機では排出開始から約1時間後、水素爆発で同機建屋の外壁が吹き飛んだ。


福島第一原発「炉心溶融が進んでいる可能性」保安院
2011年3月12日15:30 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819595E3E0E2E39C8DE3E0E2E1E0E2E3E3958AE3E2E2E2

→この記者会見をしたのが中村浩一郎審議官でした。中村審議官は更迭されたのですか?理由は「真実」を語ったためですか?誰が更迭したのですか?官邸ですか?それは何のために?国民に真実を語るとパニックになるからですか?

原子力安全保安院の審議官中村幸一郎氏の名誉回復・職務遂行の正当な評価を急げ
早川忠孝の一念発起・日々新たなり
http://ameblo.jp/gusya-h/entry-10894520680.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter
新しいニュースに振り回されて私たちはどんどん大事なことを忘れて行ってしまう。

何か大事なことを忘れてはいませんか、ということを国会議員の皆さんに訴えたい。

東日本大震災が発生した3月11日から翌3月12日にかけて私たちは原子力安全保安院の存在をはじめて認識したはずだ。
原子力安全保安院の当初の担当官の名前を皆さん覚えておられるだろうか。
中村幸一郎審議官である。

中村審議官は、大地震が起きた翌日の3月12日の深夜更迭(単なる配置転換、職務の担当替えだという説もあるが、通常の人事のルールに沿っていない不本意な配置転換だったのではないか、という意味を込めて更迭と表現しておく。)されている。
その理由を皆さん覚えておられるだろうか。

中村審議官の会見が「国民を不安にする」からだったそうだ。

中村審議官は、原子力安全保安院の会見で「炉心溶融が進んでいる可能性がある」と認めていたが、職務に誠実であることが国民の不安を招くとして更迭の理由になるのであれば、当該職務に従事する公務員はおよそ国民を不安にするような事実を述べてはならないことになる。
あえて虚偽の事実を述べないまでも、真実を隠蔽、糊塗することを事実上強制されることになる。

中村審議官の更迭を決めたのは、菅総理と枝野官房長官の二人だと言われている。
公の奉仕者であるべき公務員に対して人事権を行使して真実を語ることを封印させた者の責任は大きい。

公務員の職務の遂行は本来どうあるべきか、公務員の職務遂行について政治家の関与はどうあるべきかなどの基本的な問題を考える大事な契機となる。
内閣員会でこの問題を徹底的に解明していただきたい

そして何よりも急ぐのは、中村幸一郎審議官の名誉回復と職務遂行の正当な評価ではないか。

こんな野蛮なことを二度と繰り返してはならない。
皆さんは如何お考えか。

→さすが、早川先生。先生、早く戻ってきてください!

→国が溶解しはじめている、国の中枢で延命工作という私欲のために事実隠蔽を行っている妖怪たちが徘徊し。エイズ事件の隠蔽を暴露したことで有名になった人がなぜこうなってしまったのか?権力の魔力が人を妖怪にしてしまうのか?誤りを認めない無謬性のプライドが人を妖怪にしてしまうのか。1日でも長く権力の座に居座り続けることの結果として、今日も海と大地を汚し続ける・・・

→菅政権に力をあわせるべきだという人は、たとえ情報隠ぺい工作があったとしても黙認しろ、海への罪、大地への罪を共同で負え(おれも負うから)1億総懺悔だ、ということでしょうか?