「魔法瓶」ってすごく楽しい言葉と思いませんか?
商品名や、売るためのキャッチコピーには、考え抜いたすてきな言葉がたくさんあります。共感がないと売れないわけですから、短い単語や文章のなかにキラキラしている思いが潜んでいるのは当然なのです。
商品を売るための言葉ではあっても、売る側には買い手の心理を考え抜いた軌跡があり、商品を買っているのではなく、本当は幸福感や満足感を買っていることをよく承知しているから、コピーにもポリシーが貫かれています。
だから、すごくポジティブでいい言葉ばかりが溢れています。自分は企業の業績アップのお手伝いをしているから、デザインもキャッチコピーもイベントもやります。だから日頃から、関心持つのは当然だし、新しい店がオープンすると必ず観察にも行きます。
宣伝物には強い関心があり、雑には扱わない。そんななかから気に入ったものを切り抜いてファイリングしておくのも習慣化しています。
ファイリングは、言葉の宝石箱です。ポジティブな言葉は励ましそのものになります。ファイリングは、3種類あり、ひとつは仕事の原理原則に通じるものを集めたもの、ひとつは、プライベートな関心ごとの原理原則に通じるもの、そしてもうひとつが雑誌や宣伝物から集めた言葉の宝石箱。
原理原則に通じるものには、理論がありますが、言葉の宝石箱はフィーリングだけで、なにか根拠や理論がありわけではない。でもその曖昧さが楽しい。自分なりに自由に解釈して膨らますことができます。感覚で読めるので、疲れたときには最適。
時には早朝、電車に飛び乗り見知らぬ土地へ旅するときの相棒になります。