間違いだらけの手紙のように、
ここがおかしい、こっちもダメ、あれもよくない。
欠点だらけの手紙は、相手の心に届かない文章。
自分が見てもヘンだと思う。
これがドラマの脚本だったら、みんなソッポを向いてしまいそう。
一生懸命に考えて、つらいこともいっぱい我慢してきたのに、
その膨大な時間がどうにも悲しい。
悲しいけれど、自分のせいだからどうしょうもない。
だけど正直、どうしていいのか、分からないのです。
どうしたら、あの人のように上手に書けるのだろう。
どうしたら・・・・・。
それにしても、
間違ったことに気づくようになった自分にわずかな進歩を感じる。
それがうれしい。
いま私は思う。
大人の女って、自立した女のこと?・・・・だよね。
自立は経済的なことだけでなく、依存しない人と言う意味もある。
間違いに気がついたら、自分から積極的に直していく。
過去に生きない。未来の不安に振り回されない。
いまこの瞬間に生きる。
いまこの瞬間に必要なものだけを持って、いまこの瞬間に生きる。
だから私の暮らしに多くの荷物はいらない。
少しばかりのお金と、鍵と一本のペンがあればいい。
私の手紙は間違いだらけだけど、笑わないで。
間違いに気がついたら、いつでも、すぐに書き改める。
だって私は日々、大人になっているのだから。