20mSv/yが取り沙汰される中、2003年に0,1mSv以下への引き下げが勧告されていた | 脱原発の日のブログ

脱原発の日のブログ

12月8日は1995年、もんじゅが事故を起こして止まった日。この時、核燃料サイクルと全ての原発を白紙から見直すべきだった。そんな想いでつながる市民の情報共有ブログです。内部被ばくを最低限に抑え原発のない未来をつくろう。(脱原発の日実行委員会 Since 2010年10月)

http://ameblo.jp/sannriku/entry-10877795305.html

被曝、低線量体内被曝こそ危険文科省内ゼミで04年に検討してた

今、子供たちに年間20ミリシーベルトの被曝を強要し

20ミリシーベルト以下なら健康に害はないと文科大臣は主張しているが

2004年には低線量被曝について検討されていた。


長いので少しだけ抜粋しました。


ICRPとは国際放射線防護委員会

ECRRとは放射線リスク欧州委員会のことである。



新しい低線量被曝評価の考え方 より 一部抜粋




第99回原子力安全問題ゼミ
低線量被曝リスクの諸問題
2004年12月15日


ECRR2003報告における
新しい低線量被曝評価の考え方
山内知也
(ECRR2003翻訳委員会)


本委員会は以下を勧告する:
公衆の構成員の被曝限度を0.1 mSv以下に引き下げるこ
と。原子力産業労働者の被曝限度を5 mSvに引き下げる
こと。
• 全ての人間の権利が考慮されるような新しい取り組みが
正当であると認められねばならない。
• 放射線被曝線量は、最も優れた利用可能な技術を用いて
合理的に達成できるレベルに低く保たねばならない。
• 放射能放出が与える環境への影響は、全ての生命システ
ムへの直接・間接的影響も含め、全ての環境との関連性
を考慮に入れて評価されるべきである。


ーーーーーーーー全文は文頭のサイトへアクセスして下さい。
「脱原発の日」実行委員会が文科省と2月に院内集会・交渉を行った時にも
低線量内部被ばくの議題では、この資料も使って質疑をいたしました。
元資料のPDFは
スライド用:[PDF]52ページ

ECRR2003報告における 新しい低線量被曝評価の考え方

テキスト:
[PDF]8ページ

ECRR 欧州放射線リスク委員会 2003勧告

などが取得できます。



ECRRはICRP基準を少なくとも一桁厳しくせよと勧告していましたが、検討の結果は反映されず、
年間1mSvのまま、それが今回いきなり20mSvになったということで、200倍の危険にさらされます。


脱原発の日のブログ

人のいのちを預かる、子どもの健康に大きく影響する放射能の安全基準です。
内閣府原子力安全委員会、経産省原子力安全保安院の、国民の生命への責任を厳しく質す時です。
基準に責任を持たず、その根拠にも信頼が感じられません、よりシビアな方針と対策をとっておくことが、
緊急な放射線量の急増に見舞われる今、施政者に求められている。