2011年5月第2週のマーケット~その1 | マーケットの今を掴め!FX・CFD東岳ライブ情報

2011年5月第2週のマーケット~その1

今週は日本企業の決算発表の第2弾のピークとなります。今週末13日は1000社を超えており、週間では2200社程度の決算発表が予定されています。そのため、決算内容を見極めたいとする流れが強まりやすく、日経平均は膠着感が強まりそうです。いくら織り込み済みとはいえ、震災の影響によって見通しを示せない企業が増えるようだと、アク抜けとはならず、次第に神経質な相場展開に向かいやすそうです。


また、外部環境の動向にも注意が必要です。米国では雇用情勢に対する不安感や商品市況の下落によって、NYダウ、ナスダックともに調整の動きを強めつつあります。両線ともに25日線を捉えてきておりましたが、米雇用統計が予想外に非農業部門の数値が良かったものの失業率が大台の9%水準に戻った事で、依然として先行き不透明感を強めそうです。


日本株は海外投資家による資金流入によって支えられていた面が大きいです。米国株が調整局面入りを明確にするようだと、指数連動性の観点から国際優良株の上昇は見込めず、これが日経平均の上値を抑える要因になる可能性が高いです。また商品市況についてもNY原油相場の急落など、投機的な資金の流出が強まってます。





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Ken