環境保護主義はただのファッションにすぎない | ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ 「東京編」

ロンドン・東京そしてNYといつの間にかいろんなところを転々とそしてまた東京に。海外なんて全く興味なかったし今もないという予想外の人生でした。今は東京に戻りしばらくお休みしていましたが少しずつ再開してみようかと思ってます。よろしくお願いします

と少なくとも僕は思っている。

多くの人は「エコ」なオレ(私)はカッコイイ、イケてる、いい人だというのを味わいたいだけなのだと。

今回の原発事故を経て、クリーンエネルギーを重視しようという声の高まりも見られる。しかし、現実には風力も太陽光も欧州では保守派からは補助金漬けの産業として槍玉にあがっている。僕は原発に賛成でも反対でもないが、原発以上に上記の発電方法は利権の温床になることを考えれば原発のほうがましかもしれない。反原発派のサヨクがようやく利権が作れると手ぐすねを引いて待っていることは想像に難くない。

ところで、環境主義というファッションはどこまで続くのだろうか?

Poor Economic Conditions Hammer Public Concern About Environmental Problems


Building on recent research that finds internet search terms to be useful predictors of health epidemics and economic activity, we find that an increase in a state’s unemployment rate decreases Google searches for “global warming” and increases searches for “unemployment,” and that the effect differs according to a state’s political ideology.

失業率が上昇するとグーグルで「地球温暖化」を検索する人が減り「失業」を検索する人が増える。
という。

また、失業率の上昇によって人々は地球温暖化が現実に起こっているとより思わなくなり、そのような政策を支持しなくなるという。

人間は短期的だから自分の今の生活のほうが大切なんだということもできるだろう。一方で、経済的苦境の下においては人間は地球温暖化に興味を示さなくなるのは事実のようだ。

もし、本当に人々が「このままいけば環境がやばい」、「地球が温暖化されて人が住めなくなる/甚大な被害が地球環境に及ぶ」と思っているならば、どんな経済状態でも政府に環境保護政策を求めるはずなのにである。

現実はそうではない。このことは多くの人が本当に地球温暖化を心配しているのではなく、それがただ単なる偽善やファッションにすぎないことをよくあらわしているといえる。

そして、所詮ファッションにすぎない環境保護主義は不況下では下火になる。

また、
As Consumers Cut Spending, ‘Green’ Products Lose (ニューヨークタイムズより)

The number of household cleaners with green claims introduced in 2008 was 144, up from 29 in 2007. By 2009 that had dropped to 105, according to Mintel, a research firm. Green dishwashing liquid followed a similar pattern, with 14 introductions in 2007, 85 in 2008, then 58 in 2009.

アメリカではエコ関連の商品の売り上げが落ちているという。

もちろん、今後の推移はわからないが、「エコ」が一種のファッションであるとすれば流行に陰りが見えてきたということかもしれない。

もし、このままみんながエコに飽き始めたら?興味を失ったら?「エコ」のブランドとしての価値がなくなったら?

エコ関連産業は衰退するだろう。

そして、政治家もそれを自分の人気取りに使えなくなるから、国家からの補助金も大幅に減るだろう。

特に欧州諸国は財政悪化からクリーンエネルギーなどへの補助金を大幅に減らしている。(過去記事→スペイン 太陽光発電事業家が破綻しまくり??

そもそも、「人為的な地球温暖化」が本当に起こっているのかという疑念は根強い。そして、過剰にエコや温室効果ガス削減を訴える姿はヒステリックにも思えてくる。

地球というのはそんなにちっぽけで弱い存在なんだろうか?と思ったりするのである。「エコ」という思想の裏側には人間は地球をも支配しているというサヨクの傲慢な思想があるような気がして僕は空恐ろしく思う。

多くの人が「エコ」に飽きたとき、エコ関連産業は衰退するだろう。先進国中心に国家財政が悪化するなかで多くの国が環境関連分野に投資する余力を失っている。環境関連分野に足を突っ込みすぎることは国家としても事業者としても投資家としても危険だと僕は思っている。

「エコ」は一種の宗教であり、ファッションにすぎない。そんな中で原発ルネッサンスだの、風力発電だの太陽光発電だのを政府の補助金ありきで推進していく必要はまったく無いと僕は思う。

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