不思議 | 元プロ野球選手がニュースから考えてみる

不思議

最近ですが、日米の野球の違いを感じる場面があります。


それは日本の左打者のケースですが、打席内でボールを待つ時や
スイングの時に、ほとんどの打者が一塁ベース側に走り出すようなスイングになっていること。


中途半端と言うか、走り打ちのように見えてしまいます。
腰が引けている感じと言うか・・・・・


メジャーの場合は、左打者はしっかりとスイングをしています。
スイングを終えてから、一塁側に走り出します。

(イチロー選手ぐらいですかね。。。。。走り打ちに見えるのは。)


ボールを待つ時も、かかと重心にはなっていません。

この違いは何でしょうか?日本が顕著なんですよね。


ちなみに右打者が三塁側に走りだすような打ち方や、態勢にはなりませんよね。

かかとにも、そう重心がかかっていません。


何故なんだろう?
これはまず、野球の進行方向が反時計回りになっている事が一番でしょう。
ですから左打者は、少しでも早く一塁ベースに駆け込みたい気持ちが強い。

特に足のある選手などは。。。


もう一つ影響があるのは、イチロー選手の存在かもしれませんね。

彼のタイミングの取り方、打ち方は常に動きながらになっています。
しかもファースト側に走りながら。


彼はスーパースターとして十数年君臨していますから、子供達は間違いなく影響を
受けているはずだと思うんですよね。


ただこれはイチロー選手しか出来ないスタイルです。
万人に出来る技術ではないような気がします。


何故これが気になったかと言えば、今年の統一球でボールが飛ばなくなりました。
より強くスイングしないと打球は飛びませんし、打球も強くなりません。


であれば左打者も走り打ちせずに、まずは打席内でしっかりとスイングする事が
必要になってくるはずです。


今後、変化が見られるかもしれません。

注目したいと思います。